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デスクトップ版Broadwell-Kは2015年中頃、Intel公式発表&デモ公開 TDP 65W/Iris Pro搭載アンロック版

Intelはデスクトップ向けBroadwellプロセッサのデモをGDC 2015で披露し、発売時期を含むその詳細を明らかにしました。

自作ユーザーが待ちに待ったであろう、LGAソケットの第5世代CoreプロセッサはIntel Iris Pro graphicsを内蔵します。TDP 65Wとなるアンロック版デスクトッププロセッサは、Intelによれば、2015年中頃(mid-2015)に利用可能になります。

デスクトップでアンロックバージョンといえば、型番末尾にKの付くオーバークロック可能なCPU、いわゆるBroadwell-Kプロセッサとなるでしょう。

14nmプロセスで製造される、OC可能なアンロック版BroadwellデスクトップCPUは、小型PC(Mini PC)やオールインワン(All-in-One)デスクトップにパフォーマンスと電源効率を新たな次元にもたらします。

2006年以来、Intelグラフィックスの3Dパフォーマンスは100倍(3DMark06計測比)になりました。パワフルなフォームファクターのAcer、Medion、そしてIntelのNUCは、Intel Irisグラフィックス、第5世代Intel Coreプロセッサを搭載し利用可能になりました。

LGAソケット型ということで、デスクトップ版Broadwell CPUはユーザーが自由に交換可能になります。またアンロック版ということで、ユーザーはオーバークロックで限界に挑戦することも可能です。

Broadwell-Kは誰のため?

このBroadwell-KプロセッサはTDP 65Wです。
一方、これまでのハイエンドCPUは77~84Wでした。そこからIris Pro搭載モデルはCore i7を含まない、あるいはSの付く省電力モデルになるかもしれないとAnandTechは予想しています。

また、ソケット型でアンロック版CPUがiMacのようなオールインワンのために用意されるというのも興味深いとともに若干奇妙にも聞こえます。オールインワンPCは通常プロセッサをユーザーが交換できないように設計されているでしょうし、ましてオーバークロック可能にする必要はなさそうです。ただし、高性能なIris ProがそうしたPCに使われる点は好ましいでしょう。

アンロック版CPUを選ぶ自作ユーザーは、内蔵GPUよりはむしろ外部グラフィックスを搭載することを好むはずです。一方、最近の省電力の傾向から、デスクトップでも十分使える内蔵GPUを搭載したCPUを選ぶケースも増えてきました。

2015年の中頃というのは、5月から9月以内を意味するとAnandTechは指摘しています。その間、6月にはComputex、8月にはIntel Developer Forum(IDF)という2つの大きなイベントがあります。

後に控えるSkylakeとの共存

今回明らかになった具体的なスケジュールは新たな疑問も与えることになるかもしれません。
Intelの次期アーキテクチャSkylakeは2015年内といわれています。
Intelは同じ年にデスクトップ向けに2つの異なるプラットフォームを投入することになるわけです。

SkylakeとBroadwellとで異なる別々のセグメントを取り相乗的に作用させたい狙いがあるのかもしれないとAnandTechは推測しています。

今回明らかにされたBroadwell-Kは、Haswell/Haswell Refreshを14nmにダイシュリンクしたバージョンであり、LGA 1150を採用するIntel 9シリーズ、Z97/H97マザーボードと互換性があるでしょう。マザーボードメーカーはアップデートを用意し既存製品でも対応してくると予想されます。

続くSkylake(第6世代Core)はLGA 1151となり、Intel 100シリーズチップセットをサポートします。Broadwellとの住み分けで、よりハイエンドのSKUが用意されるでしょう。TDP 95WのSkylake-Sの情報も出始めています。

Source:Technology@Intel, AnandTech, WinBeta

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