総務省の情報通信審議会 2020-ICT基盤政策特別部会 基本政策委員会(第15回)は、NTT東日本・西日本の光回線のサービス卸売りを容認し、NTTドコモによる光回線と携帯電話のセット割が可能となる見通しとなりました。
また、大手携帯電話会社による多額のキャッシュバックについて自主的な適正化を促し、キャッシュバックの一因となっているSIMロックを解除について具体的な方針やスケジュールを各キャリアに示すよう要請しました。
また、同第16回では、MVNO(格安SIM)のテザリングについても次のように触れ、SIMロック解除とともに関係する事業者間の協議を進めるよう求めました。
(…)端末に設定されているテザリング用の APN が MNO の APN に初期設定され、端末 OS の仕様等の理由により利用者による変更が不可となっているため、利用者がその端末で MVNO の SIM カードを用いる際にテザリングを行えないケースが生じている。このような問題についても、利用者利便の観点から、SIM ロック解除の推進とともに、関係事業者間の協議を促進することが適当である。
たとえば、ドコモのAndroidスマートフォンではMVNO SIMによるテザリングは利用できません。今後、こうしたSIMロックに伴うさまざまなキャリアによる規制も緩和されていくことが期待されます。
Sauce:総務省|情報通信審議会|情報通信審議会 2020-ICT基盤政策特別部会 基本政策委員会(第15回)配付資料・議事録 同(第16回)配付資料・議事録 via ITmedia
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