5.5インチ「iPhone 6」は、今年、非常に限られた台数しか流通しないかもしれません。
写真はiPhone6のイメージ
Digitimes Researchは、GT Advanced Technologies(GTAT)が2014年末までに135万〜225万の5.5インチiPhone6向けサファイアガラスカバーを生産すると予測しています。GTATはAppleにサファイアを独占的に供給します。
Appleは4.7インチと5.5インチiPhone6を今年だけで7000〜8000万台製造するともいわれています。両モデルの比率はわかりませんが、サファイアガラスが足りなくなりそうなことに変わりはありません。
しかしながら、GTATは2015年第1四半期にはかなりの規模のサファイアを出荷できるとDigitimes Researchは予測しています。そうであれば、来年には5.5インチの品不足は急速に解消されるかもしれません。
こうした生産台数に加えて、5.5インチ向けサファイアガラスのコストも驚くべきものになりそうです。Digitimes Researchは100米ドルと見積もっています。それに対して強化ガラスから作られた場合はわずか5〜10米ドルです。これを信用すれば、サファイアは従来の強化ガラスよりも10〜20倍も割高になります。
Digitimes Researchの予測は、サファイアガラスがほとんど5.5インチモデルだけに採用されると読むことができます。Appleは、5.5インチモデルをプレミアムモデルと位置付け、4.7インチよりも高性能なパーツや機能を与えるという予想も少なくありません。たとえばカメラの光学手ぶれ補正や128GBの大容量ストレージなどは、サファイアガラスと並び5.5インチモデルだけに搭載される特徴となるかもしれません。
iPhone6の生産については、先日、ディスプレイ製造に問題が生じ一時的に生産がストップしたと伝えられていました。
Appleは9月9日にiPhone6を発表する見通しです。
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