「iPhone 6」のディスプレイ解像度はどうなるのか。現在、新モデルに興味を持つ誰もがそれを探ろうとしているかと思います。
そんな中で、Daring Fireballの John Gruber氏が試行錯誤の末見出したのは次の値です。あくまで予測であることに留意すべきですが、事前情報がまったく流れてこないようで、Gruber氏はAppleが採用しそうなディスプレイとして試みたと説明しています。
- 4.7-inch display: 1334 x 750, 326 PPI @2x
- 5.5-inch display: 2208 x 1242, 461 PPI @3x
「@2x」とは、従来のRetinaディスプレイで見られた、縦横が通常の2倍のピクセル、解像度は4倍のRetina解像度を指します。「@3x」とは縦横各3倍、解像度9倍を意味します。
Gruber氏はこの結論に至ったプロセスを詳述しており、十分に理解するには彼の記事を読んで確認する必要があります。
ここでは他の側面から少し考えてみます。
2208 x 1242ピクセルという解像度は、先日、9to5MacのMark Gurman氏も検証していました。
Gurman氏は結局、両サイズとも1472 x 828ピクセル、@2xという解像度に落ち着きます。
2208 x 1242ピクセル、@3x、1472 x 828ピクセル、@2xとは、736 X 414ポイントをベースとしてその各3倍あるいは2倍です。このベースとなるポイントはiOS8 SDKから発見されました。
両氏はともにディスプレイのアスペクト比をiPhone5以降で共通の16:9を想定しています。そして、結論に至る所々で同様の試みをしていることが確認できます。違いは最終的にどのポイントを基準としたかです。
Gruber氏の試算を基に両氏が結論付けたiPhone6のディスプレイを一覧にしてみました。赤で囲ったのがGruber氏、緑がGurman氏の予想です。
Gruber氏が、5.5インチモデルで「@3x」Retinaを考慮した点に注目すべきでしょう。一方、Gruber氏の考える4.7インチは4インチと同じ画素密度であり正常進化といえるべき位置にいます。
5.5インチモデルはハイエンドモデルとして投入されるといわれています(5.5インチと4.7インチは、現在の5sと5cの関係に近いとも考えられています)。サファイアガラス、光学手ぶれ補正、128GBストレージなど、5.5インチだけが持つ特長としてAppleはアピールするかもしれません。そうであれば、5.5インチだけに現在のRetinaを超える高解像度ディスプレイを採用する可能性もあるかと思います。
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