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Surface Pro3 Core i3モデルのバッテリー駆動時間テスト〜i5モデル、Pro2、初代Pro、Vaio Pro13、MacBook Air、iPad Airなどと比較

「Surface Pro 3」Core i3モデルのバッテリー駆動時間は、Core i5モデルと比べてどうなのか、より長くなったのか、それとも変わらないのか、非常に気になるところです。
日本ではCore i3モデルの発売が秋に延期されてしまいました(関連記事)が、そのCore i3モデルのバッテリー寿命についてのテスト結果が公開されています。

AnandTechは、Surface Pro3 Core i3モデルとCore i5モデルを用い、3つのバッテリー駆動時間テストを実施しています。
最初の2つはノートPCとしてのテストであり、最後の1つはタブレットとしてのテストと説明されています。
1つ目は、ノートPCとして軽めの作業(ネットサーフィン)を行った場合のテスト結果です。

最も好成績であったのは、13インチMacBook Air(Early 2014)(OS X)で721分でした。次いで同じMBAでWindows8を使った場合で559分、そのあとにSony Vaio Pro 13の481分などが続き、Surface Pro2は466分、Surface Pro3(Core i5)は456分、Surface Pro(Core i3)は438分、Surface Pro初代が292分という結果でした。
2つ目は、同じくノートPCとして重めの作業(ヘビーなネットサーフィン、1080p 12Mbit H.264 1Mbpsダウンロード)の結果です。

やはり首位は13インチMacBook Air(Early 2014)で337分、2位は同Windows8で327分、第3位にSurface Pro3(Core i5)が入り225分、それ以降、Surface Pro2が217分、Surface Pro3(Core i3)が207分、Sony Vaio Pro13が185分、Surface Pro初代が173分でした。
3つ目は、タブレットとしてWi-Fi接続時のテスト。

このテストではMacBook Airの代わりにiPad Airの計測結果が掲載されており、やはり首位はiPad Airで10時間でした。次いでSurface Pro3(Core i3)が9.15時間、Surface Pro2が8.33時間、Surface Pro3(Core i5)が8.05時間、Surface Pro初代が4.72時間でした。
それぞれの結果を見る限り、ノートPCとして利用する場合、Surface Pro3 Core i3モデルはCore i5モデル同程度かわずかに短いバッテリー駆動時間を計測しました。一方、タブレットとして利用する場合、Core i3モデルはCore i5モデルよりも優れたバッテリーライフをもたらすことがわかりました。Core i3モデルのバッテリー駆動時間は、初代Surface Proの約2倍であり、Core i5モデルよりも1時間以上長く、iPad Airにさえ届きそうです。
タブレット時のテスト結果は、Core i3モデルがCore i5モデルよりも11%のバッテリー駆動時間を持つことを示しました。これはCore i3モデルの搭載されるHaswell YシリーズプロセッサによるものであるとAnandTechはみています。

Surface Pro3のラインナップと一般向けモデルの価格(税抜き)

  • Core i3-4020Y/4GB RAM/64GB SSD:91,800円/8月発売予定
  • Core i5-4300U/4GB RAM/128GB SSD:111,800円
  • Core i5-4300U/8GB RAM/256GB SSD:139,800円
  • Core i7-4650U/8GB RAM/256GB SSD:164,800円
  • Core i7-4650U/8GB RAM/512GB SSD:202,800円

Core i3-4020YとCore i5-4300Uのスペック(Intel ARK)を見比べると、最大TDP(前者が11.5W、後者が15W)と共に、前者のみSDP(シナリオデザインパワー)が6Wであることを確認できます。
Core i3-4020Yの周波数は1.5GHz、Core i5-4300Uは1.9GHz、ターボブースト時は最大2.9GHzまで上がります。元々周波数が抑えられていること、ターボブーストがないことがCore i3-4020Yの省電力性能を示しており、それが今回の結果にも現れたと考えることができると思います。一方、ノートPC時の作業では両者に明確な差は生じませんでした(むしろ若干ですがCore i5が勝っていました)。
今回のテストと前回のテストを受けて、総合的には、つまり、バッテリーライフ、ストレージ容量、パフォーマンス、価格において、最もバランスに優れているのはCore i5モデルであるとAnandTechは評価しています。
Core i3モデルは64GBストレージの1モデルしか用意されていませんが、Core i5モデルはその2倍と4倍(128GBと256GB)のモデルがあります。ストレージの目安として、Windows8.1新規インストールした場合、64GB中およそ21GBの空きを得ることができるとAnandTechは説明しています。それで足りないと思うならば素直にCore i5モデルを選択すべきです。
Core i3モデルは799ドル(日本では91,800円)です。一方、Core i5モデルは999ドル(同111,800円)であり、その価格差は200ドル(同2万円)です。Core i3モデルはSurface Pro3で最も安価なモデルであるとともに、iPad Airなど他のプラットフォームのデバイスと競合するために用意されていることもありそうです(たとえばiPad Air 64GBは68,800円、128GBは78,800円)。
Surface Pro3が発売されて、その性能の高さが評価されるとともに、発熱の大きさも話題になっています。Core i3モデルとCore i5モデルの発熱については今回テストされていません。今後のテストにも期待したいです。
Surface Pro 3 Core i3モデルのパフォーマンスについては次の記事もご覧ください。

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