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海外イラストレーターによる「Surface Pro 3」レビュー

オンラインコミックのイラストレーターであるPenny Arcade(via Neowin)のMike "Gabe" Krahulik氏は、アーティストの視点からSurface Pro3のレビューを行っています。

彼はレビューの中で、Surface Pro3のペンの筆圧レベルが従来の1024段階から256段階へスペックダウンしてしまったこと、それでも実際使用してみて、わずかなラグ(遅延)のあるもののペンのレスポンスは素晴らしく、滑らかな線を描くことができると評価しています。
他方、「Surface Pro 3」のWindowsボタンは、縦に持った状態で画面の下に移動しました。「Surface Pro 2」など他のすべてのSurfaceは横位置で画面下に配置されています。
このWindowsホームボタンの再配置が「Surface Pro 3」で絵を描く場合に思わぬ問題を引き起こしたこともまた指摘されています。
MicrosoftはSurface Pro3に新しいType Coverを採用しましたが、その構造(本体2つの個所でキーボードを固定する)からWindowsボタンを横位置で画面下から画面右側に移動させました。この変更が、ペンを持つ右手に思わぬ干渉を招いてしまうとKrahulik氏はレビューしています。不意にWindowsボタンに触れてしまうことで、作業中の画面からいきなりホーム画面に飛ばされてしまいます。
タブレットを180度回転させ、Windowsボタンが左側に来るように置けば解決しそうですが、そうしてしまうと、今度はキックスタンドが使えなくなってしまいます。キックスタンドを利用する限り、Windowsボタンは常に右側に配置されるようになります。
Krahulik氏はMicrosoftにどうしたら良いか問い合わせたところ、Microsoftの提案した解決方法は、Windowsボタンを無効にする方法でした。デバイスマネージャー上で操作する方法ですが、それを設定してしまうと、ボリュームやスリープボタンなど他のボタンも無効になってしまうという副作用もあります。
彼のレビューにおけるもう1つの問題は、Surface Pro3のパフォーマンスについてです。
Surface Pro3はCore i7、i5、i3の3つのプロセッサから選択できますが、Core i5モデルは Surface Pro2と同じCore i5-4300Uを登載します。プロセッサが同じであれば、基本的にどちらのデバイスも同じパフォーマンスとなるはずですが、問題はSurface Pro3には初めて12インチ2160×1440ピクセルを登載したことです。彼は、正直に言って、それが遅いと感じないならば私は驚いてしまうだろうとそのレスポンスについて言及しています。
PhotoshopやManga Studioでファイル操作をするとき、カーソルのラグや点滅があります。ペンを使ってメニュー操作を行う際にもカーソルの遅延があるとしています。他方、ペンを使って絵を描いているとき、そのような遅れは発生しないとしています。
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