iOS 8になって更に便利になったiOSデバイスですが、同時に、これは不要だと思う機能もあるかと思います。
多くの機能は、設定から有効・無効にすることができます。
意外と分かりにくい部分も多いかと思い、アプリの更新や通知を伝えるアイコンバッジ、着信やメッセージ・メールなどの通知、キーボードやロック時の音、マルチタスク画面での連絡先の表示の設定方法を以下にまとめました。
アプリのアイコンバッジを消す
各アプリのアイコンの右上に出る赤丸の表示がアイコンバッジです(記事冒頭のスクリーンショット参照)。
アプリの更新、メールやメッセージの受信、電話着信などがあったことをお知らせしてくれるので便利なのは確かですが、目ざわりに感じることもあるかもしれません。
そんなときは、不要なアイコンバッジを選んで非表示にするのも手です。
アイコンバッジの操作は、次の通り。
設定 > 通知 > 各アプリごとに「Appアイコンバッジ表示」を有効・無効に設定
これでアップデートしたくないのに表示され続けるというようなこともなくなります。
不要な通知自体を無効にする
新しいアプリをインストールすると、初回起動時に通知を受けるかどうかをたずねてくることがあります。
その時はあまり深く考えずに通知を有効にして進めてしまい、その後、うざったいと感じた経験は誰にでもあるかと思います。
その場合は、アプリごとに通知を無効にできます。
設定 > 通知 > 各アプリごとに「通知を許可」を有効・無効に設定
そのアプリにおいて、すべての通知が無効になってしまうので、その点が注意です。
キーボードやロック時のサウンドを無効にする
キーボードをタップすると鳴る音や電源ボタンを押しロックした際に鳴る音を無効にする方法は2つあります。
1つ目は、本体側面のミュートスイッチをオンにする(オレンジのラインが出る)ことです。これでキーボードやロック時の音だけでなく、着信音などもすべて出なくなります。
2つ目は、個別に設定する方法です。ここから無効にすればミュートの有無に関わらず設定可能です。
設定 > サウンド > 一番下にある「ロック時の音」「キーボードのクリック」を有効・無効に設定
ロック時の音は有効のままにしておき、キーボードの音だけを消すなど、個別に設定できるも利点です。
メッセージの通知の繰り返しを制御する
メッセージアプリに新着メッセージが届いたとき、それを開封するまで通知を繰り返すことができます。もちろん、通知自体を無効にすることも可能です。
設定 > 通知 > メッセージ の一番下にある「通知を繰り返す」を設定
繰り返しは、「しない」および1回、2回、3回、5回、10回から選択可能です。
この繰り返し通知は、メッセージだけにある機能です。
メールでは利用できません。重要な連絡はメッセージを利用すると便利だと思います。
マルチタスク画面に表示されるよく使う連絡先を非表示にする
ホームボタンを2回押し(ダブルクリック)すると、現在開いているアプリが表示され、任意のアプリに切り替えることができます。
これがマルチタスク画面です。
iOS8から、この画面の上部に電話でよく使う項目や履歴が表示されるようになりました。
この表示自体を無効にすることができます。
設定 > メール/連絡先/カレンダー を開き、真ん中あたりにある「Appスイッチャーに表示」を設定
ここで、「電話のよく使う項目」と「履歴」を無効にすることでマルチタスク画面の上部の表示は出なくなります。
人前でiPhoneを操作する時に、うっかりみられたくない連絡先もこれで見えなくなります。
戻したくなったが、その方法を忘れてしまったとき
いったん無効にしたけど、再度その機能を有効にしたくなることもあるかもしれません。
しかし、どこをどうやって設定したのか忘れてしまうこともあり得ます。
その場合は、ウェブで検索するのもよいですが、Appleの用意したユーザーガイドを使う方法もあります。
AppleはPDFでiPhone・iPad・iPod touchのユーザガイドを公開しています。
PDF形式のユーザーガイドをブラウザなどで開き、任意のキーワードで検索すると、その設定方法が見つけやすいかと思います。