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Apple Store USAからRetina iPad mini Cellularを個人輸入してみました。転送費用や購入方法まとめ

米国のApple Online Storeで、iPad mini Retina display Wi-Fi + Cellularを注文してみました。
現在、転送業者から日本に向けて発送中です。
購入方法などをまとめてみました。

(Apple Online Store USから届いた注文確定メール)

どうやって日本に配送してもらうか
輸入代行会社を使うのが最もポピュラーです。
輸入代行業者の購入代行サービスあるいは転送サービスを利用し、日本国内へ送ってもらいます。
購入代行とは、米国のショップの購入と日本への配送をすべて配送業者にまかせてしまう方法です。一番簡単ですが、手数料は転送サービスよりも高くなります。
転送サービスとは、米国のショップの購入は自分で行い、米国内の代行業者の指定住所に配送してもらい、そこから日本へ転送してもらう方法です。手数料は最も安くなりますが、今回試したApple Store、Google Playなど、米国内に住所のない購入者からの注文が取り消しになる場合もあります。
今回は、後者の転送サービスを使いました。

どの輸入代行会社を選ぶか
今回に限らずですが、しっかりとした実績のある会社を選ぶべきです。
代金を支払っても商品を送ってくれないということになったら大変です。インターネットで会社の評判を確かめ、問題のないことを確認したうえで利用することをおすすめします。
輸入代行会社の転送先住所も重要です。
通常、転送先住所は業者の指定するものを使います。転送会社に会員登録すると自分だけの住所を割り振ってもらえるはずです。
その住所によっては、米国内限定の店舗から注文の取り消しをされることもあります。
注文を断られる理由はさまざまで正確なことはわかりませんが、過去にその転送会社から一斉に注文が入った場合などで断られているケースもあるようです。この辺りもネットで過去の事例を事前に調べておくことが大切です。
もう1つ重要なのは、転送先住所がどこに存在するかです。アメリカでは州や自治体によって消費税率が異なります。Amazon.comやApple Storeなどの商品は税抜き表示であり、注文確定時に、配送先の住所に応じて課せられる税金表示されます。
個人的にはこれまでオレゴン州にある転送会社を使ってきました。オレゴン州は消費税がありません。ちなみにカリフォルニア州は10%を超えます。10万円の商品を購入するとオレゴン州とカリフォルニア州とでは1万円も違ってしまいます。

ショップへの注文方法と注意すべきこと
注文は、日本にもあるショップ(アマゾンやApple Storeなど)であれば、基本的に同じです。特にアマゾンやAppleは日本のサイトとほとんど同じレイアウトであり、あまり迷わないかもしれません。
以下、よくいわれている注意事項というかポイントです。
支払先住所と配送先住所
支払いに使うクレジットカードの登録住所と配送先を間違えないことです。
支払い先住所はBilling Address、配送先住所はShipping Addressです。後者に転送会社指定の住所を入力します。
支払先住所に日本の住所が登録できない
問題は、米国内限定ショップの場合、支払先住所に日本の住所が入力できないことです。
良くあるのは、支払先住所がプルダウンメニューしか選べない、電話番号など米国以外のものを入力しても間違いとされ先に進めない、というようなものです。
今回試したApple Store USもまさしくそのような感じでした。
今回に限って言えば、支払先住所の国名と州名が指定されており、また米国以外の電話番号も入力できませんでした。
しかし、適当に米国の住所を支払先に指定しても、クレジットカードの登録と異なるとして注文が取り消される可能性があります。
そこで、今回は次のように住所欄(最初の2行)に電話番号と国名を入れて入力してみました。その下は転送先住所の州名と国名です。また、本来の電場番号入力欄にもやはり転送先の番号を入力しました。

1-2-3 Shinjuku Shinjuku-ku Tokyo Japan
Phone 0312345678
OR 97220
United States

もちろん、今回試した事例であり次回も成功するかはわかりませんので、その点はご承知おき願います。

注文から配送までどのくらい時間が掛かるか
商品の入荷状態などによって異なるかと思いますが、今回の場合は次のようなスケジュールでした。

(発送完了メール)

  • 注文日:2013年11月18日(月)
  • 注文確定:2013年11月18日(月)メールあり
    • この時点で出荷まで5-10営業日、配送予定日:12月3日-10日
  • 出荷準備:2013年11月20日(水)
  • 出荷完了:2013年11月20日(水)メールあり
    • 配送予定日:11月29日
  • 転送先住所配達完了日:2013年11月26日(火)
    • 発送指示:2013年12月3日(火)
  • 日本に向けて発送:2013年12月4日(水)
  • 自宅へ到着:2013年12月7日(土)

今回の注文で気づいたこと
Apple Online Store USに注文する際、アカウントを登録した方が良さそうです。アカウントを登録しなくとも購入できますが、その場合、注文内容の変更や注文取り消しがオンラインではできず、電話で行うことになります。
出荷完了メールに「Pre-Sign for Delivery」というリンクがありました。
調べてみると、荷物の到着時サインの省略ができるもののようです。ここで事前にサインをしておくと、不在の際、荷物を置いてきてくれます。日本から購入する場合は特に何もせずにいいと思います。

結局、いくらかかるのか
これも商品によって異なるとは思いますが、今回の費用は次の通りです。

  • 商品:iPad mini with Retina display Wi-Fi + Cellular for Verizon 16GB - Space Gray:529ドル
  • 消費税:無料
  • 配送料:無料
  • 転送費用:40ドル
  • 合計:569ドル
  • 内国消費税:1,500円

日本円でおよそ58,700円(1ドル=103円で計算)です。
加えて、日本国内に配達時に内国消費税がかかります。まだ手元に届いていないので正確には不明ですが、2千円前後と予想しています。したがって全部で61,000円程度になるのではと思います。
追記:内国消費税などを含む到着時に配達員に支払った金額は1,500円でした。したがって、総費用は約6万円でした。
参考として、米国、香港、日本のApple Store価格は次の通りです。

iPad mini Retinaディスプレイ Wi‑Fi + Cellular

  • 米国:16GB:$529/32GB:$629/64GB:$729/128GB:$829
  • 香港:16GB:HK$4,088/32GB:HK$4,888/64GB:HK$5,688/128GB:HK$6,488
  • 日本:16GB:55,800円/32GB:65,800円/64GB:75,800円/128GB:85,800円

iPad Air Wi‑Fi + Cellular

  • 米国:16GB:$629/32GB:$729/64GB:$829/128GB:$929
  • 香港:16GB:HK$4,888/32GB:HK$5,688/64GB:HK$6,488/128GB:HK$7,288
  • 日本:16GB:65,800円/32GB:75,800円/64GB:85,800円/128GB:95,800円

個人輸入はお得なのか
日本のApple Storeでは、Retina iPad mini Cellularモデル 16GBは、55,800円です。
個人輸入した場合との価格差は、5千円程度ということになります。
日本で販売されているiPadはすべてSIMロックです。一方、米国や香港などではSIMフリーです。
日本で輸入販売店を利用する場合と比べてはどうでしょうか。
Expansysiconの場合、記事執筆時点で6万2千円程度でした。価格はかなり変動します。実際、Apple Store USに注文時の11月中旬には6万9千円台になっていました。なお、Expansysは配送料(iPad Air、iPad miniとも1,800円から)と内国消費税がかかります。
結果として、個人輸入の方がお得でした。ただし、手元にに届くまでに時間がかかること、上述のように購入自体ができないことがあることがデメリットです。
輸入販売店で購入するメリットは、在庫があれば比較的短期間で手元に届くこと、個人輸入と比べて簡単に購入できることです。
手軽さでいえば、断然、輸入販売店だと思います。では、なぜ、今回そうしなかったかといえば・・・。

なぜ個人輸入を選んだのか
実は当初Expansysに予約していのですが、それをキャンセルして、あえて個人輸入にチャレンジしてみました。
次期モデル(あるいは現行モデル)がドコモから販売されると、iPhoneと同じようにiPadもSIMフリーが日本のApple Storeから販売される可能性があります。そうなると、もはや個人輸入する意味はなくなってしまうかもしれません。なので、最後の機会と思い、試してみました。
もう1つは配送時期がちょうど米国のブラックフライデー(今年は11月29日)に重なっていたことです。ついでに何かお得な製品を購入し一緒に配送してもらうと考えていました。転送サービスは追加料金を支払えば他の荷物と同梱できます。しかし、結局、欲しいものがなく(Microsoft Store USでSurface RT 32GBが199ドルというのに少しだけ心惹かれましたが)、Retina iPad miniだけ転送してもらいました。ブラックフライデーからサイバーマンデーまで代行会社に日本への配送を一時停止してもらっていたので、いまだに到着していないというわけです。本来であればすでに手元に届いていると思います。
追記:内国消費税、到着までのスケジュールを追加
追記:届いたRetina iPad miniのレビューをアップしました。

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