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PS4の内蔵HDDからSSD交換後の速度比較 ハイブリッドドライブが性能と価格面で有利

PlayStation 4(PS4)はPS3などと同様に内蔵HDDを交換可能です。
内蔵HDDをSSDやハイブリッドドライブ(HDD+SSD)に換装した場合、どのくらい速度に違いが生じるのか、Tested(via The Verge)が計測を行っています。
結果は、もちろんSSDが高速でしたが、一緒にテストされたハイブリッドドライブがSSDに匹敵するパフォーマンスを見せていました。

PS4の内蔵HDD:iFixit
テストされたドライブ(ストレージ)は、元々PS4に内蔵されている標準的な500GB HDD(テストではHGST製)、1TB ハイブリッドドライブ(8GB SSD搭載のSeagate製SSHD)、Samsung製250GB SSD(840 EVO)の3製品です。

ブートアップ
PS4のブートアップ(起動)までの時間は、SSDに交換することで6秒以上短縮されました。ハイブリッドドライブでもSSDとほぼ同じで約5.5秒短縮されました。

  • HDD:25.7秒
  • ハイブリッドドライブ:20.3秒
  • SSD:19.5秒

ゲームソフト(ディスクおよびドライブ)のロード
ゲームを起動した際の速度計測でも、SSDとハイブリッドドライブはHDDよりも高速でした
テストはディスクからソフトを読み込む場合とドライブから読み込む場合とで行われています。
特にドライブにインストールしたゲームをロードする場合、テストされたゲームにおいて、SSDやハイブリッドドライブはHDDよりも約20秒も速く起動しました。

ディスクから「Knack」をロード

  • HDD:39.7秒
  • ハイブリッドドライブ:33.7秒
  • SSD:34秒

ドライブから「Killzone」をロード

  • HDD:60秒
  • ハイブリッドドライブ:42秒
  • SSD:39秒

テスト結果で興味深いのは、ハイブリッドドライブがSSDに近い速度で利用できたことです
SSDは確かに高速ですが、HDDと同じ容量のSSDに換装するとなるとどうしても高額になってしまいます。一方、ハイブリッドドライブであれば、テストされた製品はHDDの2倍、SSDの4倍の容量となる1TBを搭載し、SSDよりも低価格です。実売価格では、250GB SSDは1万5千円前後、500GB SSDは3万3千円前後、1TBのハイブリッドドライブは1万2千円前後です。
PS4の内蔵HDDの交換方法は、Testedの下記ビデオでも説明されています。

Tested: PlayStation 4 Hard Drive vs. SSD vs. Hybrid Drive
また、iFixitの分解レポートでも換装について触れているので合わせてご覧ください。

テストに用いられたSSDおよびハイブリッドドライブについては下記をご覧ください。

Samsung SSD 840 EVO
SSD 840 EVO ベーシックキット120GB/250GB/500GB/750GB/1TB

Seagate Laptop SSHD シリーズ

PS4
PlayStation 4 First Limited Pack