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METRO/メトロ フットヒーター MFH-180ET レビュー:2年間使ってわかった暖かさとその秘密 消費電力計測など

メトロ電気工業のフットヒーター「MFH-180ET」をアマゾンで購入し、2年が経過しました。故障もせずに元気に働いてくれており、今年、3度目の冬を迎えています。
「MFH-180ET」は、今やこの季節になくてはならないものになりました。冷え症で悩んでいるなら間違いなくおすすめです。
メトロ電気工業 フットヒーター「MFH-180ET」
METRO MFH-180ET:製品情報
「MFH-180ET」は、机やテーブルの下に置いて使う足用のフットヒーター(形状はまさに「こたつ」)です。消費電力も低く、それでいて暖かさは他の暖房器具を上回ります。何より電源を入れてすぐに暖かくなり、温かさが足の裏からじんわりと優しく伝わるのが嬉しいです。

「MFH-180ET」の外観や仕様について

  • テーブルや机の下に設置して使う足元用ヒーター
  • コタツのハロゲンヒーターをそのまま床に置いたようなデザイン
  • 一人用でも横幅(490mm)も十分にあり、足を自由に動かせる
  • 床面の足はアジャスター付きで安定して設置できる
  • コードの途中(真ん中あたり)にコントローラスイッチがあり、足元までかがまず電源ON/OFFや温度調節が可能
  • 本体内部に落ちたホコリやゴミは引き出し式のトレイ(クリーンポケット)から掃除できる
  • 普通のコタツの補助熱源として併用も可(メーカーの指定する製品のみ)
  • サイズ:218×490×107mm、3kg
  • コードの長さ:3m
  • 5時間の切り忘れタイマーがあり、消し忘れのときも安心
  • ヒーターを2つ内蔵する「MFH-320ET」(幅829mm 奥行き・高さはMFH-180ETと同一)もあり


(「MFH-180ET」本体裏面)

(内部に入ったごみを取り出せる引き出し/本体の電源部分)
消費電力
「MFH-180ET」のコントロールスイッチには、無段階調節の温度調節機能があります。
サンワサプライ「TAP-TST8」を使い、各目盛の消費電力を計測してみました。
なお、目盛を合わせる無段階調節であり各目盛の正確な消費電力は計測できないため、計測値はあくまで参考値とお考えください。

消費電力の計測(SANWA SUPPLY ワットモニター「TAP-TST8」を使用。50Hz地域で計測)

  • 「弱」から「強」まで5段階を2回ずつ計測した際の上限/下限値
    • 電源OFF時:0W
    • 弱:54.8W-55.2W
    • 1:72.2-74.4W
    • 3:87.8W-91.2W
    • 5:116W-118W
    • 7:145W
    • 強:160W-165W

暖かさと使用感

  • 暖かさの伝わり方はコタツに近いやわらかい温かみ
  • 木枠がじんわりと暖まるので、やさしい暖かさ。足も熱くなり過ぎない
  • 少し熱いと感じたら、足を本体の両端側にずらすなどして、ちょうど良いところを探せる
  • 木枠はかなりしっかりとしており、椅子に座って足をのせるのにも全く不安のない強度
  • 木の上に足をのせるので、足が痛くなりにくい
  • 高さが低くく(107mm)、足をのせても疲れにくい
  • 木枠の間はコタツの金網で守られており、足先がヒーターに触れることはないので安心
  • 暖かいのは上方面だけで、側面はほんの少しぬくいぐらい。設置した床はほとんど熱くならない
  • 手元スイッチは便利。本体にはスイッチ類はないが、使い勝手は特に問題なし
  • 取扱説明書では、上部にふとんや毛布を直接本体に掛けるのは不可(足の上にかけて使うのは大丈夫)

2年間使ってみて

  • 真夏以外はほぼ1年中、足先が冷たくなりやすい冷え症の私にとってぴったりの製品でした。足先から足の裏側はしっかりと暖かく、頭は涼しくすっきりとします。
  • スイッチを入れると、すぐに暖まります。待ち時間はほとんどありません。朝の忙しいときなどにも重宝します。
  • 暖かさの秘密は、やはり木枠とコタツユニット。熱が強すぎず、じんわりと届きます。木枠によって、ヒーターの周りは適度に風通しも良く、乾燥しすぎることも蒸れたりすることもなく、かなり理想的な環境だと思います。
  • 消費電力は定格180Wですが、今回計測した値だと最大でも165W程度、中ぐらいで使っても部屋の照明を1つ点灯させるくらいです。電気ストーブやヒーター(600W/1200W)と比べても、およそ5分の1から8分の1の消費電力です。また、待機消費電力は0Wでした。
  • 普通のヒーターでは足の甲やスネばかりが熱くなってしまい、低温やけどのようになって皮膚が硬くなってしまい困っていました。電気カーペットは、乾燥しすぎるというか、足の重みで一点集中に熱が伝わってしまい、足の裏側がガサガサ、ヒリヒリ状態になってしまい断念。ようやく見つけたのがこの製品です。
  • 使う場所や周りの温度にもよりますが、フローリングに置いて使っていて、外気温9度の時期に「弱」運転でも十分に暖かいです。
  • 部屋が乾燥しにくいのも長所です。これまでガスヒーターなども使ってみましたが、部屋の中が乾燥してしまい、特にドライアイの自分にとっては辛いものがありました。
  • 個人的な使い方としては、「MFH-180ET」本体を横ではなく縦方向に置き膝かけや小さめの毛布を腰から足元に掛けます。そうすることで、ヒーターの暖かさが足元だけでなく、膝の裏側や椅子の下を通して太もも辺りまで暖かさが伝わってきます。
  • 真冬でもヒーターを「強」にすることはほとんどありませんでした。さすがに足の裏が熱くなってしまうからです。その際は厚手の靴下を履くと良さそうです。本格的な寒さになったときは、エアコンなどと併用しています。
  • 足先の冷えは「MFH-180ET」を使うことでほぼ完全に解消されました。これまでさまざまな暖房器具を試してきましたが、「MFH-180ET」が一番自分に合うと感じました。
  • 足の裏だけでなく、足全体を効率的に暖めるには、膝かけや毛布の併用がおすすめです(ただし本体に直接かからないように)。
  • 丸2年に使って故障はありませんでした。席を立つたびに結構な頻度でスイッチを入切りしていますが、現在も特に問題なく使用できています。シンプルな構造なのも壊れにくい秘密なのかもしれません。

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