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新型Nexus7(2013/第2世代)レビュー:iPad miniとの大きさやディスプレイ比較

Google Nexus7(2013/第2世代)のレビュー第2回として、Apple iPad miniと比較してみました。
Nexus7(2013/第2世代)とiPad mini
Nexus7(2013/第2世代)とiPad mini
なお、Nexus7(2013)とNexus7(2012)との比較を第1回目のレビューで行っていますので、合わせてご覧ください。

まず、本体の大きさを比べてみます。
新旧Nexus7、iPad miniの本体寸法と重量は次の通り。Nexus7(2013)は、iPad miniと比べて横幅が20.7mm狭く、高さは同一、厚さは1.45mm厚く、重量は18g軽量です。

  • Nexus7(2013):114.0 x 200.0 x 8.65 mm、290g(Wi-Fi)
  • Nexus7(2012):120.0 x 198.5 x 10.45 mm、340g(Wi-Fi)
  • iPad mini(2012):134.7 x 200.0 x 7.2 mm、308g(Wi-Fi)

まず、3モデルの本体の厚さを比べてみました。
Nexus7新旧とiPad miniの厚み
写真は上からNexus7(2013)、Nexus7(2012)、iPad mini
スペック上はiPad miniの方が約1.5mm薄いのですが、本体カラーの違いや端のカーブ処理の違いなどから、Nexus7(2013)も十分薄いと感じます。
Nexus7(2013)とiPad miniだけを重ねてみました。両者の厚みはともかく、横幅の違いが際立ちます。
Nexus7(2013)とiPad miniの厚み
写真は上からNexus7(2013)、iPad mini
両者を重ねて上から撮影。横幅の差は2cm以上もあり、軽く指1本分以上の違いがあります。鉛筆の太さ(軸径)が7mm前後なので約3本分です。背面については、Nexus7(2013)がプラスチック製+ラバーコーティング、iPad miniがアルミニウム製です。好みにもよりますが、金属を用いたiPad miniの方が高級感があります。それでも、Nexus7(2013)のボディ質感は前モデルと比べて向上しており、こちらも決して悪くありません。
Nexus7(2013)とiPad miniの横幅
写真は上からNexus7(2013)、iPad mini
続いて、液晶ディスプレイを見てみます。
液晶パネルのスペックは次の通り。Nexus7(2013)の液晶サイズはiPad miniよりも約0.9インチ小さいですが、画素数は2.86倍、画素密度は1.98倍の違いがあります。要するにNexus7(2013)の方がiPad miniよりもずっと高解像度であり高精細です。

  • Nexus7(2013):7.02インチ、1920×1200ピクセル、323ppi、IPS方式、Corning Glass
  • Nexus7(2012):7インチ、1280×800ピクセル、216ppi、IPS方式、Corning Glass
  • iPad mini(2012):7.9インチ、1024×768ピクセル、163ppi、IPS方式

Nexus7(2013)とiPad miniとで同じサイト(AppleのiPadページ)を標準ブラウザで開いてみました。一画面の表示量はNexus7(2013)の方が勝ります。一方、iPad miniの方が表示が大きいです。
Nexus7(2013)とiPad mini
Nexus7(2013)とiPad miniでWebサイトを表示
写真では、Nexus7(2013)には液晶保護フィルムを貼っていません。一方、iPad miniには光沢フィルムを貼り付けてあります。
画面の明るさは、どちらも最大にしています。写真ではNexus7(2013)の方が明るく見えますが、実際にはどちらも同じ程度の明るさだと思いました。Nexus7(2012)は個人的には輝度が低く思えていたので、この点だけでもNexus7(2013)は改善されています。
液晶ベゼル(額縁)は、iPad miniの方が狭いです。Nexus7(2013)も前モデルから特に左右のベゼルが狭くなりましたが、それでもiPad miniは更に狭いです。天地についてもiPad miniの方が狭く、本体サイズに対するディスプレイの占有率では、少なくとも見た目は、iPad miniの方が高いです。本体サイズと画面サイズとの大きさに差が少ないほど、効率的な設計がされていると仮定すれば、iPad miniの方がそうなります。
次に、ディスプレイの精細さを見比べてみます。
なお、撮影はiPhone5のカメラで手持ちで行っています。そのため、特に接写ではピンボケしたりするなど正確ではないと思います。あくまで参考として掲載します。
1枚目は、Nexus7(2013)の画面です。ピクセルはほとんど確認できません。
Nexus7(2013)のディスプレイ接写
Nexus7(2013)のディスプレイ接写
2枚目は、iPad miniです。ピクセルはさずがに目立ちます。画数の多い漢字「比較」を見ると両者のピクセルの大きさの違いが分かりやすいかもしれません。
iPad miniのディスプレイ接写
iPad miniのディスプレイ接写
続いて、別の部分。Nexus7(2013)のディスプレイは拡大しても非常に滑らかです。これは、Retinaディスプレイ搭載にiPad4やiPad3と同レベルだと感じました。Retinaディスプレイの表示については下記記事をご覧ください。

Nexus7(2013)のディスプレイ接写
Nexus7(2013)のディスプレイ接写
こちらはiPad mini。iPadアクセサリのEar Podsの写真部分など、少々判別しにくいです。なお、iPad miniにはフィルムを貼っているのでその影響もあると思います。
iPad miniのディスプレイ接写
iPad miniのディスプレイ接写
まとめ

  • Nexus7(2013/第2世代)とiPad miniを比べたところ、Nexus7(2013)の特徴である、コンパクトな本体サイズや高精細なディスプレイがiPad miniに対する十分な利点となることが実感できました。
  • 小さく軽量な本体は、持ち歩く機会が多いほど、実感できると思います。今回、バッテリー駆動時間の比較は行っていませんが、公称スペックでは、Nexus7(2013)が9時間以上、Nexus7(2012)が8時間以上、iPad miniが10時間です。通常の使い方であれば一回の充電で日中まるまる使えるスタミナがあると思います。
  • Nexus7(2013)のディスプレイは、明るさや鮮やかさの点で、iPad miniに匹敵するものになったと感じました。そして、精細さは、iPad miniを大きく上回りました。通常のブラウジングや電子書籍の閲覧などでは、両者にそれほど違いは出ないかもしれません。今回比較したような違いは顔をディスプレイに近づけないとなかなか体験できないレベルです(その前に眩しさで目が痛くなるかも)。高解像度ディスプレイを生かせるような映画や写真を見る際に、Nexus7(2013)のディスプレイの真の力を発揮すると思います。
  • Nexus7(2013)とiPad miniとを見比べていると、次期iPad miniにRetinaディスプレイを搭載した姿を思わず想像してしまいます。おそらく、Nexus7(2013)と同程度、あるいはそれ以上の精細さを持つディスプレイになるはずです。Retina iPad miniは、iPad4やiPad3と同じ2048×1536ピクセル解像度を持つ7.9インチディスプレイになると予想されています。

今回の比較では検証していませんが、両者のスペック上の違いは本体サイズや液晶解像度以外にも結構あります。

  • GPS:Nexus7搭載、iPad miniはCellularモデルのみ搭載
  • メモリー:Nexus7(2013)が2GB、iPad miniが512MB
  • NFC:Nexus7のみ搭載
  • ワイヤレス充電:Nexus7(2013)のみ搭載

その他、Nexus7(2013)の仕様については下記をご覧ください。

Nexus7(2013)は、アマゾンなどネットショップでも販売されています。Nexus7(2012)はGoogle Play以外では家電量販店での店頭販売が主でした。
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アマゾンでも取り扱いされています。

その他、次のネットショップでも販売されています。

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