Samsungが「SSD 840 EVO」を発表しました。昨年9月に発売された「SSD 840」の後継製品であり、SSD 840」の弱点であったシーケンシャルライト速度が大幅に向上しています。容量は120/250/500/750GB/1TBが用意され、世界市場で8月上旬より発売されます。
Samsung SSD 840 EVO：ニュースリリース
「SSD 840 EVO」は、インターフェースSATA6Gbps、2.5インチサイズ、NANDフラッシュはTLCで「SSD 840」と同一ですが、製造プロセスは「Advanced 20nm Class」から「Advanced 10nm Class」へと微細化されています。従来よりも高クロック化された新型コントローラ「MEX」を採用し、シーケンシャル書き込み速度が「SSD 840」の最大3倍、4Kランダム読み込み速度が30％ほど高速化されています。また、新搭載の「TurboWrite」によりNANDの一部をバッファとして用いランダム書き込み速度を向上させています。
製造プロセス微細化による弱点（性能低下や寿命が短くなること）は、新コントローラ「MEX」の制御技術により補われており、「SSD 840 EVO」は「SSD 840」と同じ3年保証となっています。
「SSD 840 EVO」は「SSD 840」では対応していなかったAES 256bit暗号化にも対応したほか、TRIM、ガーベッジコレクション、S.M.A.R.Tをサポートします。本体サイズは69.85×100×6.8mm、重量は最大53g。大きさは「SSD 840」と同じであり、厚みは7mmです。
「SSD 840 EVO」と「SSD 840」のスペックは次の通り。各数値はRead（読み込み）／Write（書き込み）速度です。「SSD 840 EVO」の連続書込み、4Kランダム読み書きの両方が向上しているのを確認できます。
SSD 840 EVO
SSD 840 EVO 120GB
- 連続（540MB/s／410MB/s）、4K/QD1（10K／33K IOPS）、4K/QD32（94K／35K IOPS）
SSD 840 EVO 250GB
- 連続（540MB/s／520MB/s）、4K/QD1（10K／33K IOPS）、4K/QD32（97K／66K IOPS）
SSD 840 EVO 500GB/750GB/1TB
- 連続（540MB/s／520MB/s）、4K/QD1（10K／33K IOPS）、4K/QD32（98K／90K IOPS）
SSD 840
SSD 840 120GB
- 連続（530MB/s／130MB/s）、4K/QD1（7.9K／29K IOPS）、4K/QD32（86K／32K IOPS）
SSD 840 250GB
- 連続（540MB/s／250MB/s）、4K/QD1（7.9K／29K IOPS）、4K/QD32（96K／62K IOPS）
SSD 840 500GB
- 連続（540MB/s／330MB/s）、4K/QD1（7.9K／29K IOPS）、4K/QD32（98K／70K IOPS）
米国販売価格は、120GBが109.99ドル、250GBが189.99ドル、500GBが369.99ドル、750GBが529.99ドル、1TBが649.99ドルです。
参考：PC Watch 4Gamer.net
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