こぼねみ

iPhone/iPad/Android/Windows/Macなどの最新情報をお届け

スポンサーリンク

Appleが240社、Samsungが800社、iPhoneとGALAXYの販売キャリア数の圧倒的な違い

Appleは全世界で28億人もの顧客を得るチャンスを逃しているとBloomberg日本語記事)が伝えています。
Appleは240、Samsungは800、という数字がその鍵の1つとなります。
大画面iPhoneのイメージ
大画面iPhoneのイメージとGALAXYシリーズ
AppleのiPhoneは世界240のキャリアで販売されています。一方、Samsungは世界800のキャリアでGALAXYシリーズを販売しています。800という数字はほぼ全世界の携帯電話会社の数に匹敵します。この圧倒的な取扱いキャリア数の差が、潜在的な28億もの顧客の喪失につながるとされています。
Bloombergは、iPhoneが販売されない最大手の携帯電話会社として、中国移動とドコモを挙げています。中国移動は世界最大の顧客を抱えるキャリアであり、ドコモは日本最大の契約者数を持つキャリアです。
これら携帯電話会社がiPhoneを販売しない(あるいは、販売できない)理由はいくつかあります。Appleの要求する販売台数や販売補助金(およそ600ドルといわれています)など、キャリアには厳しい販売条件が課せられます。ドコモの場合、それに加えて、iPhoneのキャリアによるカスタマイズ性の乏しさ(iPhoneにドコモのアプリをプリインストールさせたり、ローカライズするような)も販売を見遅らせる要因の1つのようです。
一方、Samsungは、Appleを尻目に、積極的にGALAXYシリーズの販売を展開しています。携帯電話会社やその顧客に合わせてローカライズすることにも積極的です。日本ではおサイフケータイやワンセグなど、日本だけの機能も搭載している製品も多いです。
Appleはたった1種類のiPhoneを販売していますが、Smasungは3インチ程度から6インチを超えるものまで、あらゆるサイズの、ハイエンドモデルからローエンドモデルまで、数多くのGALAXYシリーズを販売しています。
iPhoneを販売しない携帯電話会社は、低価格な製品を必要とする市場にあるというBTIG LLCのWalter Piecyk氏のコメントをBloombergは掲載しています。そうした観点から、Appleは低価格なiPhone(iPhone廉価版)を発売する必要があると多くのアナリストや市場関係者はみています。
Strategy Analyticsによれば、世界のおよそ800のキャリアのうち500は技術的にはiPhoneを導入できるといいます。しかし、前述のAppleの厳しい条件(販売助成金や最低販売台数)により、Appleとの契約には至っていません。
関連記事

Apple iPhone5
iPhone5用保護フィルム iPhone5用保護ケース
Samsung GALAXY S4
GALAXY S4用保護フィルム GALAXY S4用保護ケース