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内部仕様を変更した新Apple TVが出荷開始、A5Xチップは非搭載:Mac Rumors

Apple TV第3世代は、今年1月にFCCのドキュメントにおいて新しいモデルが明らかにされていました。また、ソフトウェアアップデートにおいてAppleTV3,2という新しいモデル名も判明していました(関連記事。現行モデルはAppleTV3,1)。新モデルはA5Xチップが搭載されることも発見されていました。なお、Appleは新モデルが特に顧客に見えるかたちで発表しないとしていました(関連記事)。
Mac Rumorsはその新モデルが販売され始めたのを確認しました。さっそく購入し分解してみると、新モデルは現行モデルよりもプロセッサが小型化されていましたが、結局、A5チップのままだったと伝えています。
Apple TV A1469
新Apple TV A1469のロジックボード
今回発売が確認されたApple TV第3世代は「A1469」であり、2012年3月に発売されたモデルは「A1427」というパートナンバーでした。A1469にもA1427と同じA5チップが搭載されていましたが、チップのダイサイズは小さくなっていることが確認できたといいます。
新Apple TV A1469のA5チップ
(A1469のA5チップ)
A5チップは、2011年に発売されたiPad2に搭載されたのが最初の登場です。この最初のA5チップは45nmプロセスで製造され10.09mm×12.15mmのダイサイズでした。次に登場したA5チップは2012年3月に発売されたApple TVとiPad2(iPad3の発売と同時に発売された)に搭載されました。この2番目のA5はサイズが8.19mm×8.68mmにシュリンクされました。
今回、新しいApple TVに搭載されたA5チップは3番目であり、そのサイズはちょうど6mm×6mmにまでシュリンクされていたといいます。
この小型化されたA5チップの詳細はまだわかっていません。しかし、AppleがこのチップのためにTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)の28nmプロセスを使う可能性は高いとMac Rumorsは予測しています。もし、そうであれば、このアップデートは大きな動きがあったことを示します。このA5チップはSamsung以外のメーカーによって製造される最初のiOSデバイス向けプロセッサということになります。
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