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9.7インチiPad向けパネル減産、Sharpは次期iPad5やiPadmini2向けパネル準備か

9.7インチのiPad向け液晶パネルの生産が2013年第1四半期に40%減少するとDigiTimesが伝えています。iPad4など9.7インチモデルは7.9インチのiPad miniのそのシェアを奪われるかたちとなっているといわれていますが、減産はiPad miniによるものばかりではなさそうです。
iPad4
写真は2012年10月に発表されたiPad4
2013年第1四半期の減産は、この時期が年末年始の最も商品の売れる時期の跡であり、例年消費者の購入ペースはスローダウンします。それが減産の理由の1つとされています。減産の結果、シャープは台湾にある工場におけるパネル生産がほとんど停止する状態になるといいます。関連して、タッチパネルメーカーのTPKやWintekも収益減少となるとされています。
しかしながら、業界筋によれば、シャープの減産は次期iPadおよびiPad miniのためのパネル技術に取り組んでいるからでもあるとしています。Appleは必要に応じてSharpの供給を補うためにLG DisplayとSamsungにも働きかけるとされています。
iPad miniは、9.7インチのiPadよりも比較的高いBOMコストがかかると業界筋は指摘しています。したがって、iPad miniがiPadよりもセールスが伸びるのであれば、将来的にAppleの更なる利益低下につながるかもしれません。
Appleは、2012年10-12月期の決算発表において、前年同期と比較して49%増となる2,286万台のiPadを販売したと発表しています。
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