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iPhone5 Unlocked(SIMフリー)香港版でドコモXi SIMカードを使う方法:LTE接続確認

iPhone5 Unlocked(SIMフリー)香港版にてドコモXi(LTE)Nano SIMカード(nanoUIMカード)を使い、LTE接続を確認しました。その手順をまとめておきます。今回試したのはiOS6.0.1です。追記:1月14日時点でiOS6.0.1はすでにインストールできません。
iPhone5 Unlocked(SIMフリー)香港版
iPhone5 Unlocked(SIMロックフリー)香港版
用意したもの

  • iPhone5 Unlocked(SIMロックフリー)香港版:モデル名A1429、型番MD298ZP/A、16GBモデル、ホワイト
  • ドコモ Xi nanoUIMカード(nanoSIMカード)
  • PC:Windows7、iTunes11
  • iOS6.0.1 ipswファイル

ご注意

  • 今回試したのは個人の環境における設定です。下記サイトなどを参考にして行い、現在のことろ問題なく利用できていますが、お使いの端末や環境によってはうまくいかない時もあることもご承知おき願います。

参考

nanoSIMカードの入手
iPhone5とドコモ Xi nanoUIMカード(nanoSIMカード)
ドコモのnanoSIMカードは、ドコモショップ店頭において、現在契約のmicroSIMカードをnanoSIMカードに交換してもらいました。手数料は2,100円。次回料金と一緒に引き落とされます。
ドコモショップにてNanoSIMカードに交換してほしいと告げると、「iPhone5ですか?」と聞かれました。「はい、そうです」と答えると、接続に関するサポートはできないことを確認され、それ以上特に聞かれることもなく無事交換できました。
また、iPhone5でドコモSIMを利用する場合、プロバイダとしてmoperaの契約が必須です。ついでにSPモードの解約とmopera Uスタンダードの契約も行いました。
ドコモとソフトバンクのnanoSIMカード、microSIMカード
写真は左からドコモnanoSIMカード、ソフトバンクnanoSIMカード、ドコモmicroSIMカード、ソフトバンクmicroSIMカード。
SIMカード自体の形状はドコモもソフトバンクも同じですが、IC基盤のデザインは意外にも異なります。
ドコモとソフトバンクのnanoSIMカード、microSIMカード

iOS6.0.1 ipswファイルの入手
香港版iPhone5はモデルA1429(GSMモデル)です。iPhone5は2つのモデル、「A1428」(iPhone5,1)と「A1429」(iPhone5,2)があり(Apple iPhone5 モデルおよびキャリア別LTE対応一覧)、後者向けのファイルをインストールしました。

※すでにiOS6.0.1をインストールすることはできないとコメントをいただきました。これから行うにはiOS6.0.2を利用するしかないとのこと。

iPhone5へのipswファイルの適用
今回、Windows7とiTunes11を使いiPhone5にipswファイルをインストールしました。iPhone5は端末側でiOS6.0.1にアップデートしておき、続いてドコモSIMをiPhone5に挿入した状態でiTunesを使いアップデートをしています。
iTunes11の更新画面
PCにiPhone5をUSB接続し、iTunesを開きます。
iPhone5,2_6.0.1_10A525_Restore.ipsw
上の画面で、Shiftキーを押しながら「更新」ボタンをクリックし、あらかじめダウンロードしておいたipswファイル「iPhone5,2_6.0.1_10A525_Restore.ipsw」を指定し、更新を行います。更新後、iPhone5が再起動されます。
なお、最初にソフトバンクSIMでアクティベートしたiPhone5ではLTEに接続できませんでした。そのため初期化を行い、改めてドコモSIMでアクティベーションを行いました。この辺りも環境によっては異なるかもしれません。

iPhone5のAPN設定
iPhone5でドコモSIM(ドコモ契約)を使う場合、mopera Uに接続し利用します。
「設定」→「一般」→「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信ネットワーク」を開きます。
2か所に次のように入力します。

  • 「モバイルデータ通信」のAPN欄に「mopera.net」
  • 「インターネット共有」のAPN欄に「mopera.net」

iPhone5 Unlocked(SIMフリー)香港版のAPN設定iPhone5 Unlocked(SIMフリー)香港版のAPN設定
なお、「mopera.net」ではなく「open.mopera.net」でも可能です。後者はパケットフィルタリングを適用しないAPNのとのこと(mopera U アクセスポイント)。利用できないアプリなどがあった場合は後者を試してほしいと説明されています。

以上で、iPhone5への設定は完了です。
iPhone5 Unlocked(SIMフリー)香港版にNTT DOCOMO LTEの表示
iPhone5 Unlocked(SIMフリー)香港版に「NTT DOCOMO」そして「LTE」が表示されました。
iPhone5 ソフトバンク版におけるLTEトグルスイッチiPhone5 SIMフリー版ドコモSIMにおけるLTEトグルスイッチ
左の写真はiPhone5ソフトバンク版、右の写真がiPhone5 SIMフリー版+ドコモSIMです。SB版では「LTEをオンにする」というLTEトグルスイッチが表示されますが、iPhone5 SIMフリー版+ドコモSIMではたとえ画面上部にLTE表示となっていても「3Gをオンにする」という表示になってしまいます。iOS6.0ではLTEトグルスイッチになっていたようですが、iOS6.0.1にすると3Gトグルになってしまうようです。
次回、iOS6.0.2にアップデートして試してみたいと思います。
最後に、速度について。
自宅を始め、新宿や渋谷などでiPhone5 SIMフリー版+ドコモSIMとソフトバンクSIMとで速度を計測してみましたが、試した限り、ソフトバンクのLTEの方が段違いに高速でした。しかし、これまでiPhone4S SIMフリー+ドコモSIMで利用していた時よりもiPhone5の方がずっと快適です。具体的にはメールの送受信やブラウザでページを開くときの待ち時間がiPhone4Sでは結構かかりましたが、iPhone5ではドコモでもSBでも同程度です。これはLTEに対応したから、というよりもiPhone5自体のマシンスペックが向上したからだと思います。
2012年9月にiPhone5のSB版を契約し、その後、12月にiPhone5 Unlockedを購入、それに伴いSB版を解約しました。当初、SB版iPhone5を使ったときにあまりに快適な速度とレスポンスだったので、それがソフトバンクのLTE通信による恩恵だと思っていました。今回、ソフトバンクよりもずっと(下手すると1ケタ違う)遅さのドコモでも、iPhone5だけでデータ通信する分には十分高速でした。こうしたことから、実はiPhone5が高性能になったからiPhone4Sまでのときよりも快適になったのだということが実感できました(あくまで個人的な感想です)。
訂正:iPhone5のモデルについて誤りがありました。お詫びして訂正いたします。また、SHSHの発行が終了しているため、iOS6.0.1を現在インストールすることはできないとのコメントをいただきました(そのため、上記の通り行ってもiOS6.0.1を適用することはできません。お読みいただいた方、申し訳ございません)。なお、まだ試していませんがiOS6.0.2のipswファイルはこちらで紹介しています。
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