新型iMac(Late 2012) 21.5インチモデルのベンチマークを、iMac(Mid 2011)や新型Mac mini、Mac Proなどのベンチマークと合わせてPrimate Labsが紹介しています。
（iMac Late 2012とiMac Mid 2011のベンチマーク結果）
ベンチマークはGeekbenchが用いられています。Geekbenchはプロセッサとメモリー性能を計測するクロスプラットフォームベンチです。Geekbench resultsから収集された各モデルの結果をグラフにまとめてあります。スコアの高いほど高速となります。
iMac(Late 2012) 21.5インチモデルには4コアのIvy Bridgeベース第3世代Coreプロセッサが搭載されています。Geekbenchによれば、搭載プロセッサは次の通りです。
- iMac(Late 2012) 21.5インチハイエンド：Core i7-3770S 3.1GHz：CTOオプション
- iMac(Late 2012) 21.5インチミドルエンド：Core i5-3470S 2.9GHz：MD094J/A
- iMac(Late 2012) 21.5インチローエンド：Core i5-3335S 2.7GHz：MD093J/A
最初のグラフでは、iMac(Late 2012) 21.5インチモデルとiMac(Mid 2011)とのベンチスコアを比較することができます。ハイエンドのiMac(Late 2012) 21.5インチは、同じくハイエンドのiMac(Mid 2011) 27インチよりも10％高速です。またミッドエンドやローエンド同士の新旧モデルを比較しても同様の傾向が見られると説明されています。
（iMac Late 2012とMac mini Late 2012のベンチマーク結果）
続いて、Mac mini(Late 2012)とのベンチ比較です。
ハイエンド＆ミドルエンドのMac mini(Late 2012)もiMac(Late 2012) 21.5インチモデルと同じクアッドコアの第3世代Corei7を搭載しています。
- Mac mini(Late 2012) ハイエンド：Core i7-3720QM 2.6GHz 4コア：CTOオプション
- Mac mini(Late 2012) ミドルエンド：Core i7-3615QM 2.3GHz 4コア：MD388J/A
- Mac mini(Late 2012) ローエンド：Core i5-3210M 2.5GHz 2コア：MD387J/A
同じハイエンド同士を比較した場合、iMac(Late 2012) 21.5インチモデルはMac mini(Late 2012)よりも良い結果を出しています。一方、ミドルエンド同士を比べると、Mac mini(Late 2012) MD388J/Aは2倍の価格差のあるiMac(Late 2012) MD094J/Aよりも高速であるという興味深い結果が出ています。
（iMac Late 2012 21.5インチモデルとMac Pro Mid 2012、Mac Pro Mid 2010）
最後に、MacProとの比較です。
- Mac Pro(Mid 2012) ハイエンド：Xeon X5675 3.07GHz 12コア
- Mac Pro(Mid 2010) ハイエンド：Xeon X5670 2.93GHz 12コア
- Mac Pro(Mid 2010) ミドルエンド：Xeon E5620 2.4GHz 8コア
- Mac Pro(Mid 2010) ローエンド：Xeon W3565 3.2GHz 4コア
Mac Pro(Mid 2012)やMac Pro(Mid 2010)と比べた場合、iMac(Late 2012) は8コアのMac Pro(Mid 2010)に迫るスコアが計測されています。そして、4コア同士ではハイエンドのiMac(Late 2012)の方が高速な結果となっています。もっともMac Proは旧型であるWestmereやNehalem世代のプロセッサを搭載していることを考慮する必要があります。しかしながら、価格もずっと安いiMacの最新モデルが高価なMacProと比較できる性能を持っていることが確認できます。
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