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iFixit、Nexus4の分解レポート:実はLTEチップ搭載だが

Nexus4の分解レポートをiFixitが伝えています。
Nexus4 Teardown iFixit
Nexus4の分解:iFixit
Nexus4は、LGが製造を担当した最新のNexusスマートフォンです。ベースはLG Optimus Gであり、4.7インチ(1280×768ピクセル)液晶ディスプレイ、Qualcomm Snapdragon S4 Pro(1.5GHz)、2GB RAM、8GB or 16GB ストレージを搭載しています。Nexus4はSIMフリーとして米国 、英国 、オーストラリア 、フランス 、ドイツ 、スペイン、カナダのGoogle Playで販売されています。LTEをサポートしていません。
しかしながら、Nexus4にはその内部にLTEチップを搭載していたことがiFixitの分解によって明らかになっています。ただし、Android Policeの指摘するように、LTEチップが実際に利用できる可能性は低いようです。
Nexus4 ロジックボード iFixit
(Nexus4のロジックボード。赤色で囲まれた部分がSamsung K3PE0E00A 2GB RAM。ここにプロセッサもあるとされています)
Nexus4にLTEが搭載されていたのは、Nexus4がLG Optimus Gの設計を元にしていることで、ロジックボードの構成の多くをLG Optimus Gと共用しているからだと思われます。Nexus4に関するさまざまなフォーラムはこのLTEチップを駆動させるようすでに活発に動いているようです。しかし、Android Policeは、LTEチップを使用できるようにするのはたぶん無理だろうと指摘しています。
Nexus4のロジックボード iFixit
(Nexus4のロジックボード。上の写真の裏面。緑色で囲まれた箇所がQualcomm WTR1605L Seven-Band 4G LTE chip)
Nexus4にはLTE用パワーアンプが搭載されていないようで、電気信号を電波に変換することができないためだとされています。Nexus4はUTMS(3G)用パワーアンプを搭載しているのみのようです(上の写真の青色の囲みがAvago ACPM-7251 Quad-Band GSM/EDGE and Dual-Band UMTS Power Amplifier)。実際、T-MobileのGALAXY S3のようにLTEチップを搭載しながらそれを無効状態にした例をAndroid Policeは挙げています。
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