Appleが、iMac、MacBook、Mac miniなどMacラインナップおいて現在のIntel製チップから自社デザインのARMチップへ移行を調査しているとBloombergが伝えています。
（写真は10月に発表された新型iMac）
Appleの行っている調査に詳しい匿名の関係者によれば、Macシリーズに採用されているIntelプロセッサを、iPhoneやiPadで使われているチップ技術に変更するため調査を行っているといいます。
モバイルデバイスで使用されているチップデザインがデスクトップやノートで使うにも十分強力になるだろうことをAppleのエンジニアは確信するようになった、とApple内部の動きをよく知る3人の匿名の関係者がBloombergに話したとされています。
Appleは2005年よりMacシリーズでIntelチップを採用しています。Appleがここ2〜3年の間はMacにIntel製プロセッサを搭載していくことに変更はないだろうが、モバイルデバイスとPCとがより近いものになっており、何人かのエンジニアはAppleの設計するプロセッサへの移行は回避不可能であると言及している、と2人の関係者は話しています。
AppleがMacシリーズのプロセッサを自社設計に移行するという噂は以前より出ていました。OSのレベルではそれよりも先に進んでおり、多くのiOSの機能がOS Xに追加されています。プロセッサレベルでもこうした動きがすでにあることを改めて確認できます。
Microsoftは、自社製デバイスのSurface RTタブレットにおいてIntel製チップではなくNVIDIAチップを採用しました。そして、Windows8（PC向け）とWindows RT（タブレット向け）の2バージョンをリリースし、PCとモバイルデバイスにおけるOSレベルでの共有化も行っています。
Apple、MacでIntelからARMチップへ移行を検討か：Bloomberg
