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iPadminiは小さなiPad2。iPad miniの価格が安くなるのはiPad2の枯れたパーツを数多く流用するため:MacTrast

iPad miniが、Google Nexus7やAmazon Kindle Fire HDといった同じ7インチサイズのタブレットと同じ価格にするには、iPad2に使われているパーツの多くを使う必要があることをMacTrastが予測しています。

すでに発売が決まっているIRUAL製iPad mini用ケースとiPad mini
iPad miniがiPad2のスペックに近いことは、以前より噂されさまざまな予測が出ています。1つの兆候として、アプリ開発者のログに、iPad2に似た製品識別IDが見つかったことが挙げられています。
Instapaperの開発者、Marco Arment氏は、そのアプリのログに、 iPad2,5およびiPad2,6というモデルナンバーが記録されているのを発見しました。このモデルナンバーはこれまでに記録されたことがなかった未知のものであるといいます。
番号から推測できるように、このIDはiPad2の系列に属します。iPad2は、iPad2,1(Wi-Fi)、iPad2,2(GSM)、iPad2,3(CDMA)が割り当てられています。また、iPad3と同時に搭乗したマイナーバージョンアップ版iPad2(シュリンクされたプロセッサなどを採用)はiPad2,4となっていたといいます。iPad3は同様にiPad3,xを用います。
こうした点から、iPad2,5およびiPad2,6は、iPad2の新モデルと考えることもできます。しかし、この時期(ログの記録は2012年8月に見つかりました)にiPad2に新モデルが登場するのは考えにくく、それが、iPad miniを示唆していると考えるのが妥当だと思われます。
iPad miniがNexus7やKidke Fireと渡り合うのであれば、200ドルから販売されることになります。これはAppleが発売したiPadで最も低価格です。この価格を維持し販売するには可能な限りハードウェアコストを低くする必要があります。そこで、すでに開発されたパーツを使うことは製品コストを下げる上で大きな貢献をしてくれると推測できます。したがって、iPad2のパーツをiPad miniに再利用する根拠が自然と生じます。
多くのパーツをすでに設計の終えたiPad2のパーツで済ませた場合、AppleがiPad miniのために新設計する必要があるのは、ロジックボード、ディスプレイ、バッテリー、シャーシあるいはハウジングなどだけです。現在までのところ、iPad mini向けとしてリークされたパーツの多くは、これらに含まれています。先日にはディスプレイやバッテリーの写真が明らかにされていました。それ以外のパーツはリークされるまでもなくiPad2用としてすでに生産されています。
iPad2が最初に発売されたのは2011年です。その枯れたパーツを再利用し新しい製品を生み出すことは、新製品のコストを大きく下げることにつながります。だからといってその製品に魅力がないわけではなく、強力なライバルと戦えるだけの魅力を備えることになります。iPad2は、現在ではそれほど人目を引かないかもしれません。しかし、iPad2を再生し再設計したiPad miniは、iPad2を大きく超える販売台数になると思われます。
こういうやり方はとてもAppleらしいものだとMacTrastは指摘しています。たとえば、AppleはiPhoneで使われたカメラをiPod touchやiPadなどで使ったこともありました。もちろん、これらの多くは推測に基づくものではありますが、十分な説得力があると感じられます。
iPad miniの情報は[iPad mini 7.85-inch]カテゴリにまとめてあります。
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