iPhone5とiPhone4S（ともにホワイトモデル）を並べて、大きさやデザイン、パッケージ、付属品などを比べてみました。
写真左側がiPhone4S SIMロックフリー版、写真右側がiPhone5 ソフトバンク版
iPhone5とiPhone4Sの液晶ディスプレイは、どちらもRetinaディスプレイです。iPhone5の液晶は横幅はiPhone4Sと同じですが縦方向に大きくなり、表示領域が拡大しました。アスペクト比は液晶テレビなどと同じ16:9となり、映画やビデオを画面いっぱい表示できるようになっています。また、iPhone5はインセルタッチ技術を用いることでiPhone4S以上にクリアな画質になっています。
- iPhone5：4インチ、1136×640ピクセル、326ppi、16:9
- iPhone4S：3.5インチ、960×640ピクセル、326ppi、3:2
細かい点では、iPhone5の天地のベゼル幅も細くなっています。液晶ディスプレイを長くした分、ベゼルを細くすることで本体全体の長さを抑えるようにしたのだと思われます。
液晶ディスプレイの上部にあるフロントカメラ（FaceTimeカメラ）の位置も変更されています。iPhone5とiPhone4Sのカメラ性能の違いは次の通り。iPhone5のリアカメラの表面はサファイアクリスタル製。
- iPhone5：FaceTimeカメラ（1.2Mピクセル、裏面照射型、720p HDビデオ）、iSightカメラ（8Mピクセル、裏面照射型）
- iPhone4S：FaceTimeカメラ（VGA画質）、iSightカメラ（8Mピクセル、裏面照射型）
iPhone4S（写真左）にはケースに付属していたホームボタンカバーを貼り付けています。
iPhone5とiPhone4Sの本体裏面。iPhone5の裏面はアルミとガラスのハイブリッドデザインを採用しています。iPhone5の背面パネルはMacBookで使われている素材が用いられ酸化皮膜処理を施されています。インレイ（ガラス部分）は超精密技術でアルミボディと組み合わされているようです。ホワイトモデルがセラミックガラス、ブラックモデルが着色ガラスが使われています。一方、iPhone4Sはガラスプレートで一面が覆われています。
iPhone5のホワイトモデルの正式名称はホワイト＆シルバー。背面を見ると納得します。
iPhone5とiPhone4Sの本体側面。iPhone5の本体厚みは7.6mm、iPhone4Sは9.3mm。実際に手に取ると見た目以上にiPhone5の方が薄く感じます。側面アルミプレートの加工も異なっています。iPhone5のエッジの加工はダイヤモンドで面取りが行われているとのこと。
- iPhone5：123.8mm×58.6mm×7.6mm、112g
- iPhone4S：115.2mm×58.6mm×9.3mm、140g
iPhone5とiPhone4Sの本体下部。iPhone5は新型コネクタ、Lightningコネクタを採用しています。イヤフォンジャックも本体下側に移動されました。スピーカーメッシュのデザインも変更されています。
Lightningコネクタは、どっち向きでも挿入できます。抜き差ししてみるとAppleらしいしっかりとした感触があり、そんなところまでこだわりを感じさせます。microUSBのような少々やわな感じではありません。
iPhone5にLightningコネクタを差し込んだところ
iPhone5とiPhone4Sの本体上部。iPhone5はイヤフォンジャックが下部に移動しているため、上部側面には電源ボタンだけが配置されます。
iPhone5とiPhone4Sの本体上部側面
Nano-SIMカードとMicro-SIMカード。nanoSIMカードはものすごく小さく、風のあるところで外したら飛ばされてしまいそうです。その割にSIMカードトレイはそんなに小型化されていないようにも見えます。iPhone5のSIMカードトレイは本体に合わせてつや消し加工が施されています。
Nano SIMとMicro SIMカード、カードトレイの比較：前面
Nano SIMとMicro SIMカード、カードトレイの比較：裏面
最後にパッケージと付属品です。iPhone5とiPhone4Sとのパッケージに配置された写真は、前者がiPhone全体、後者が本体の上半分です。iPhone5の写真の撮り方はiPad3などに似ています（ホーム画面の標準壁紙もiPad3のものと同じ水面の波紋です）。
iPhone4S（写真左）とiPhone5のパッケージデザインと付属品
iPhone5には同時発表された新型イヤフォン「EarPods」が付属します。Appleは世界有数のイヤフォン生産台数を誇ります。完全に新設計されたEarPodsは、600人以上を対象に100以上のテストを行い、人間の耳を考え抜いて設計されたといいます。
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