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新型Dockコネクタ、USB3.0サポートの可能性:AppleInsiderより

新型ミニDockコネクタは、iPhone5、新型iPod touch第5世代、iPad miniなどに採用されるといわれています。その新型DockコネクタがUSB3.0をサポートするかもしれないとAppleInsiderが伝えています。AppleInsiderの記事は、何らかの具体的な情報を得たというよりはロジカルな推論ですが、なかなかに説得力があります。
miniDockコネクタとmicro-B USB、標準サイズのUSB:Nowhereelse.fr
miniDockコネクタ、microUSB、標準サイズのUSB:Nowhereelse.fr
9ピン構成となるミニサイズの新型Dockコネクタは、ピン数でいえばUSB3.0ポートと同じであるといいます。USB3.0は、WWDC2012で発表されたMacBookPro、MacBookAirに初めて標準搭載されました。
Appleが推進する高速インターフェースといえばThunderboltです。しかし、iOSデバイスの構成上、Thunderboltを搭載するのは難しいといいます。Thunderboltは20ピン構成であり、 PCI Express接続によるIntel製チップが必要であり、DisplayPortもサポートします。その条件はMacではクリアしていますが、iOSデバイスではそうではありません。iSOデバイスが採用するARMアーキテクチャチップは、DisplayPortではなくVGAやHDMIをサポートしています。
現在のiOSデバイスに採用されている30ピンのDockコネクタは、USB2.0をサポートしています。現行Dockコネクタは2003年に登場しました。その後、AirPlayやWi-Fi同期などの新機能により、Dockコネクタの必要性は以前よりも減少しています。
しかしながら、iOSデバイスのストレージが増大していき、高解像度なビデオなどを取り込む際など、高速な同期方法も求められてきています。そこで、新型DockコネクタがUSB3.0を新たにサポートすることで、USB2.0の転送速度(480Mbps)の10倍以上高速な転送速度を手に入れることができます。USB3.0の転送速度の理論値は5Gbpsです。
要約すれば、MacシリーズにUSB3.0を標準搭載することで母艦の準備は整っており、ARMアーキテクチャとの親和性などから、新しいDockコネクタはUSB3.0をサポートし、これまでにない高速な転送速度を得る、ということになります。
周辺機器メーカーは、miniDockコネクタとmicroUSBの変換アダプターを兼ねたケーブルの発売もすでに予定しています。新型Dockコネクタは、これまで以上にUSBとの互換性を促進するかもしれません。
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