シャープが酸化物半導体(IGZO)技術による新しいディスプレイを半導体エネルギー研究所と共同開発したと発表しました(ニュースリリース)。詳細は6月5日よりボストンで開催される「SID2012」で発表されます。
試作したIGZOディスプレイとして、
- 液晶ディスプレイ
- 4.9型、解像度720×1280ピクセル、画素密度302ppi:スマートフォンなど
- 6.1型、2560×1600ピクセル、498ppi:モバイル機器など
- 有機ELディスプレイ
- 13.5型、3840×2160ピクセル、326ppi、白色OLED+RGBカラーフィルター
- 3.4型、540×960ピクセル、326ppi、フレキシブルタイプ
の4つが紹介されています。いずれも驚異的な解像度と画素密度です。
特に、13.5インチ、3840×2160ピクセル、画素密度326ppiというのは、Retinaディスプレイを採用するといわれている次期Apple MacBookPro、Airシリーズにも採用されるスペックです。ちなみに、「iPhone4S/4」のRetinaディスプレイは3.5インチ、960×640、326ppiであり、シャープの試作品3.4型サイズのものとほぼ同様です。
先日には、LGが5型、1920×1080ピクセル、画素密度440ppi、AH-IPS技術による新型ディスプレイを発表しています。こちらも「SID 2012」で公開される予定です。