Intelが第2世代Ultrabookや次期MacBookAir向けIvyBridge第3世代Core iシリーズULV（超低電圧版）プロセッサ、Corei7-3667U、i7-3517U、i5-3427U、i5-3317Uを正式に発表しました。いずれも2コア/4スレッド、デュアルコア、TDP 17Wです。
IvyBridge第3世代Core iシリーズULVプロセッサ（Corei7-3667U、i7-3517U、i5-3427U、i5-3317U）スペック一覧表：Intel CPUスペックシート、AnandTech
CNET ReviewsではIntelが提供したUltrabookサンプルを用い、IvyBridge通常電圧版搭載ノートPCや第2世代UltarabookであるASUS Zenbook UX32Vとベンチマーク結果を比較しています。
Ultrabookサンプルは、Core i5-3427U、GPUにCPU内蔵Intel HD4000を搭載しています。比較対象のLenovo IdeaPad Y480およびLenovo Thinkpad X230、Asus Zenbook UX32Vのスペックは次のようになります。
- Ultrabookサンプル
- Core i5-3427U、4GB RAM、240GB SSD、Intel HD 4000
- Asus Zenbook UX32V
- Core i7-3517U、4GB RAM、500GB HDD、Nvidia GeForce GT 620M（1GB）
- Lenovo IdeaPad Y480
- Core i7-3610QM、8GB RAM、750GB（5400rpm）HDD、Nvidia GeForce GT 640M LE（1GB）
- Lenovo Thinkpad X230
- Core i5-3320M、4GB RAM、320GB（7200rpm）HDD、Intel HD 4000
ベンチマークは、マルチメディア・マルチタスクテスト、Adobe Photoshop CS5による画像処理テスト、iTunesエンコードテスト、動画再生によるバッテリー駆動時間テスト、年間のエネルギー消費コストの比較が行われています。
ベンチマーク結果を簡単にまとめれば、超低電圧版ULVプロセッサを搭載する第2世代Ultrabookの2台（サンプルモデルおよびZenbook UX32V）はバッテリー駆動時間やエネルギー消費効率の点で通常電圧版CPUを搭載する2台（IdeaPad Y480およびThinkpad X230）よりも優れています。処理能力ではやはり通常電圧版CPUや外部GPUを搭載する製品にはかないません。より気になることは、第1世代Ultrabookとの性能比較ですが、今回のベンチマークではそれは実現していませんでした。
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