iPhone Xの分解レポートをiFixitが公開しています。
意外なことに、iPhone XのバッテリーはiPhone8 Plusよりも大容量です。本体サイズはiPhone8 Plusの方が大きいわけで、にもかかわらず、iPhone Xにより大きなバッテリーを搭載したAppleの技術と執念を感じます。
搭載メモリーは、iPhone8 PlusやiPhone7 Plusと同じ3GB RAMでした。分解されたモデルには、SK Hynix 3GB LPDDR4 RAMが搭載されていました。
iPhone Xは外観だけでなく、その内部の設計も根本的にこれまでのiPhone(今年発売されたiPhone 8も含む)とは異なっています。それぞれのチップだけを見れば共通点はありますが、その組み込み方が大きく異なるのです。
iPhone8 Plusよりも大容量のバッテリー
- iPhone Xのバッテリーは2つのセルのバッテリーをL字型に結合した形状で容量は2716mAh。iPhone8 Plusは2691mAh
iPhone8 Plusよりも30%小型化されたロジックボード
- iPhoneで初めての2枚重ねの構成で非常に省スペース
3GB RAM搭載
- iPhone8 PlusやiPhone7 Plusと同容量
頑丈になったLightningコネクタ
- より広くなったブラケットと新しいネジで補強
修理が容易になった個所も
- スクリーンとノッチ部分は別で、ディスプレイだけを交換可能
iFixitいわく、前面・背面ガラスは落下損傷の可能性を2倍にします。背面ガラスが破損した場合、すべてのコンポーネントを取り外しシャシー全体を交換しなければなりません。
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