AppleはWWDCで新しいハードウェアを発表しませんでした。
Appleは9月までこれ以上発表イベントを開催するつもりはないだろうが、「iPhone X Plus」について最も重要な問いの1つの答えが見つかったとBGRは伝えています。
先月BGRに謎の解像度を持つデバイスがアクセスしたことが判明しました。
そのデバイスはiOS12で動作しており、「414 x 896」という解像度を備えていました。注意すべきは、この単位はピクセルではなくポイントです。
Appleの公開する開発者向けドキュメントを参照すると、たとえば、iPhone8 PlusとiPhone7 Plusのディスプレイは414 x 736ポイント、1080 x 1920ピクセルです。前者(単位がピクセル)はネイティブ解像度、後者(ポイント)はUIKitサイズと呼ばれています。
それでは「414 x 896」ポイントのデバイスの解像度はいくつになるのでしょうか。
そのヒントはiPhone XとiPhone8にあり、Appleがこれも開発者向けドキュメントで公開しています。
iPhone Xの場合375 x 812ポイント、iPhone8の場合375 x 667ポイントで、スクリーンの横幅が同じです。
iPhone XとiPhone8とで異なるのは、スクリーンの高さです。iPhone XはiPhone8と比べて約20%縦方向にディスプレイが余分にあります。
これと同じことがiPhone X Plusにも生じます。
iPhone X PlusのディスプレイはiPhone8 Plusの横幅と同じ414ポイントになりますが、高さが増加するわけです。
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最後に、「414 x 896」ポイントからネイティブ解像度を導き出すには、iPhone Xと同じネイティブスケールファクター「3」をかけます。
つまり、1242 x 2688ピクセルとなり、これがiPhone X Plusのディスプレイ解像度となります。
Device | Native Resolution (Pixels) | UIKit Size (Points) | Native Scale factor | UIKit Scale factor |
---|---|---|---|---|
iPhone X Plus | 1242 x 2688 | 414 x 896 | 3 | 3 |
iPhone X | 1125 x 2436 | 375 x 812 | 3 | 3 |
iPhone 8 Plus | 1080 x 1920 | 414 x 736 | 2.608 | 3 |
iPhone 8 | 750 x 1334 | 375 x 667 | 2 | 2 |
iPhone 7 Plus | 1080 x 1920 | 414 x 736 | 2.608 | 3 |
iPhone 6s Plus | 1080 x 1920 | 375 x 667 | 2.608 | 3 |
iPhone 6 Plus | 1080 x 1920 | 375 x 667 | 2.608 | 3 |
iPhone 7 | 750 x 1334 | 375 x 667 | 2 | 2 |
iPhone 6s | 750 x 1334 | 375 x 667 | 2 | 2 |
iPhone 6 | 750 x 1334 | 375 x 667 | 2 | 2 |
iPhone SE | 640 x 1136 | 320 x 568 | 2 | 2 |
iPad Pro 12.9-inch (2nd generation) | 2048 x 2732 | 1024 x 1366 | 2 | 2 |
iPad Pro 10.5-inch | 2224 x 1668 | 1112 x 834 | 2 | 2 |
iPad Pro (12.9-inch) | 2048 x 2732 | 1024 x 1366 | 2 | 2 |
iPad Pro (9.7-inch) | 1536 x 2048 | 768 x 1024 | 2 | 2 |
iPad Air 2 | 1536 x 2048 | 768 x 1024 | 2 | 2 |
iPad Mini 4 | 1536 x 2048 | 768 x 1024 | 2 | 2 |
最後に、このiOS12搭載デバイスは5月になって初めて現れました。おそらくはiPhone X Plusのプロトタイプであり、それ以前には試作されていなかったためアクセスログには現れなかったのだろうと推測されています。
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