Appleは5.8インチサイズのOLED(有機EL)ディスプレイを搭載した新型iPhoneを発表するといわれています。より狭くなったベゼルやホームボタンの廃止および画面内統合なども予測されていますが、そのディスプレイが曲面ディスプレイなのか、現行iPhoneと同じような平面ディスプレイなのかでアナリストらの予想は分かれているのが現状です。
Mac RumorsはIHS MarkitのアナリストWayne Lam氏のリサーチ・レポートを紹介し、今年のiPhoneの特別モデルがOLEDを採用し平面ディスプレイとなり現行の2.5Dガラスデザインと類似したようなディスプレイになるという予想を伝えています。
そして、最近発表されたLG G6のように、より細長くなったアスペクト比の縦長ディスプレイを新型iPhoneも採用すると予想しています。
LG G6
LG G6のディスプレイは5.7インチ、アスペクト比18:9であり縦が横の2倍となる細長いディスプレイです。一方、iPhone7シリーズはテレビやノートPCなどで採用の多いアスペクト比16:9のディスプレイを現在搭載しています。
LG G6は人間の手のエルゴノミクスに必要な条件を崩さないスクリーンデザインの一つであるとLam氏は考えているようです。
新型iPhoneのディスプレイについてはいくつもの噂や予測が出ています。Appleは新デザインを採用するプレミアムモデル(いわゆるiPhone8やiPhone X、最近ではiPhone Editionなどの名称も)にどのような画期的なディスプレイを搭載するのか注目されています。
KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏は新モデルがiPhone6シリーズ以降と同様に2.5Dディスプレイを採用すると予測しています。一方、Wall Street Journalは曲面ディスプレイの情報を伝えていました。
Appleは多数のプロトタイプを用意しさまざまなデザインを試行しているようです(詳細記事)。
新型iPhoneについては、iPhone 8カテゴリーにまとめてあります。