「iPhone 7」に感圧タッチのホームボタンが採用されるという見方が再び盛り返しています。
先日にはボタンの押下をシミュレートするような新しいホームボタンの情報が出ていました。
本日Business Insider(via 9to5Mac)はCowen and Companyのアナリストのレポートで感圧タッチホームボタンの噂を更に強めています。
新しいホームボタンは依然として同じ場所に物理的なボタンのように留まります。しかし、実際に押し下げることができるわけではなく、それを模倣するにすぎません。MacBookで採用されているTaptic Engineを搭載した感圧タッチトラックパッドと同じように、実際にボタンは動きませんが、ユーザーには押した感覚、触覚的な反応が伝わります。
新しいホームボタンの採用は、iPhoneの操作に新たな機能を加えることにつながるかもしれません。他方、従来の操作方法が影響を受けることもありそうです。
iOS10ではロック解除時の操作方法が変更されました。従来は左から右にスライドさせてロックを解除していましたが、iOS10ではホームボタンを押してロックを解除します。こうした変更も感圧タッチホームボタンと無関係ではないかもしれません。
従来の、電源を切った状態からiPhoneをリセットする方法(電源ボタンとホームボタンを同時に長押し)は、感圧タッチホームボタンでは使えないでしょう。MacBookの感圧タッチトラックパッドと同じであれば、感圧タッチホームボタンは電源を切った状態では動作しないからです。代わりの解決策としてホームボタンではなくたとえばボリュームボタンなど他の物理的なボタンを用いる方法が案内されるのではないかと予想されます。
実際に押下できないことから、従来のホームボタンと比べて故障が少なくなるという期待もあります。iOSデバイスのホームボタンは電源ボタンなどと共に故障しやすいパーツの1つです。私もiPadやiPhoneでホームボタンの不調に悩まされたことがありました。
ついでにいえば、防水という点でこのホームボタンは有利かもしれません。
Apple Watch2は水泳の記録も取れるようになるといわれています。
今年の新製品のキーワードは防水かもしれません。
現在までのiPhone7の噂には次のようなものがあります。
- 「iPhone 7 Pro」のようなProモデルの追加:iPhone 7/Plus/Proの3モデルに
- Apple A10プロセッサ
- 3GB RAM(Plusのみ?)
- 32GB、64GB/128GB、256GBストレージ(これまで通りのラインナップとの噂もあり)
- 防水・防塵
- アンテナライン(Dライン)の変更
- レーザーオートフォーカス
- 3.5㎜ヘッドフォンジャックの廃止(継続の噂もあり)
- サイズは現行6sシリーズに近い
- 新設計ホームボタン(感圧タッチパッドのように押したような感覚があり様々な機能を使える:感圧タッチホームボタン)
- ステレオスピーカー(モノラルのままとの噂もあり)
- Smart Connector
- デュアルカメラ(搭載中止の噂もあり)
- デュアルSIM搭載
- 一部モデルにIntel製モデム搭載
- Lightning-3.5㎜イヤフォンジャックアダプター同梱
- 前面カメラも画質向上、センサー類の仕様変更や配置変更
- 保護ケースや保護フィルムは6s/6s Plusと互換性無い可能性
- 新色の追加(ディープブルー?あるいは黒に近いフォーマルブラック?スペースブラック?)
噂や憶測を含むため実現可能性が低いものもあります。
新型iPhoneに関するこれまでの情報は「iPhone 7」カテゴリーにまとめてあります。