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iPhone7ジェットブラックに新たな問題 背面保護フィルムに本体刻印が転写の報告

ジェットブラックの「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」でまたも要注意な報告。

背面に貼りつける背面保護フィルム(スキンケースやスキンシートとも呼ばれる)をiPhone7のジェットブラックモデルに貼り付けたところ、iPhoneの背面に印字されている文字(「iPhone」「Designed by Apple in California.」など)が背面フィルム側に転写されてしまったと複数のユーザーから報告されていることをMac Rumorsが報じています。

ジェットブラックといえば、Appleが公式サイトにて保護ケース使用を推奨していることで話題となりました。

ジェットブラックのiPhone 7の高光沢仕上げは、精密な9段階の酸化皮膜処理と研磨加工によるものです。表面には酸化皮膜処理された他のApple製品と同等の硬度がありますが、使用とともに光沢に微細な摩耗が生じる場合があります。磨耗が気になる方は、iPhone用のケースを使って表面を保護することをおすすめします。

すり傷・摩耗・こすれなどが気になる方は保護ケースを取り付けたり、さらには今回のような保護フィルムを装着したりして、大事なiPhoneに傷がつかないようにしたいところですが、それが仇となってしまったという何とも皮肉な結果です。



上の写真は、Mac Rumorsの読者がアップしたもの。その読者は約1分間、通常の背面保護フィルムをiPhoneに貼り付けて、そしてはがしたフィルムを撮影しています。良く見えるように電球の光を背面から当てているようです。
背面保護フィルムには本体に刻印された文字がそのまま転写されているのをはっきりと確認できます。
背面の刻印とはこんな感じの文字がありますが、それが判別できるほど綺麗に転写されています。

iPhone

Designed by Apple in California. Assembled in China.
FCC ID: ******** IC: *********** IMEI: *******

CE 0682***

別のユーザーによるビデオも公開されています。
ここでは、貼り付けていた背面保護フィルムを剥がした際にやはり背面の印字がしっかりとフィルムに転写されていることを確認することができます。

記事によれば、iPhoneの印字そのものは完全に消えてはいないようですが、色褪せたように見えるそうです。転写されるということは、転写元の印字の濃さがその分薄くなることは当然あり得ます。

こうした問題の報告は以前のiPhoneではありませんでした。また、ジェットブラック以外のブラック、ゴールド、ローズゴールド、シルバーモデルでは問題なさそうです。ビデオでもゴールドモデルで試していますが刻印の転写は確認できなかったようです。

今回の事例は背面保護フィルムでしたが、保護ケースではどうでしょうか。
たとえばSpigen製の「ウルトラハイブリッド」の場合次のような注意書きがあります。

iPhone 7 / 7Plus ジェットブラックに当ケースを付ける時には、
ケースの保護シートをはがして、5分以上経ってからiPhoneにお付けください。
保護シートの粘着剤が残っていたり、iPhoneに水分が付いていると、
ケースがiPhoneに貼りつく現象が発生することがあります。
その場合、iPhoneを外し乾いたクロスで拭いて、
5分ほど経ってiPhone表面が乾燥してからケースにお付けください。

新品の場合保護ケースに傷がつかないよう保護シートが貼り付けてあり、それを剥がしてすぐにiPhoneを装着するとケース自体がiPhoneに貼りついてしまう可能性があるようです。そのためケースやiPhoneを乾燥させてから取り付けることが推奨されています。

個人的には、今回初登場のジェットブラックは、初物だけあって、その分リスク有りという印象です。
Apple自らケース装着を薦めたり、今回のように背面刻印が他に転写され色褪せてしまうなど、肌身離さず携帯し使用するスマートフォンの外装仕上げとしては、なんというかあまり相応しくないとも思います。傷がついたり印字が消えるなどしてがっかりするくらいなら最初から別のカラーを選んだ方が良いかと思います。ブラックも新しいカラーですが、その他は既存カラーであり、これまで使われてきた実績があります。少なくとも今回のような刻印の転写はこれまで見たことがありません。

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