Appleがオンラインで利用できるアクティベーションロック確認ツールをひそかに削除してしまいました。
iCloud.comで利用できていたこのツールは、iPhone、iPad、iPod touch、Apple WatchのIMEIやシリアル番号を入力することで、そのデバイスがアクティベーションロックされているかどうかを確認することができました。
しかし、もうこのツールは利用できません。
日本語では次の記事が参考になります。
では、アクティベーションロック確認ツールが利用不可となった今、中古のiOSデバイスを購入する場合にどうやってロックの有無を調べればいいのでしょうか。
その答えは、Appleサポートページにあります。
なお、「アクティベーションロックは、iOS 7 以降を搭載した iPhone、iPad、または iPod touch と watchOS2 以降を搭載した Apple Watch」で利用できる機能です。Macにはありません。
削除された「アクティベーションロックをチェックする」
自分でも後で困らないようにまとめておくと、
一般の中古ショップから中古のiPhone・iPad・Apple Watchなどを購入する場合に確認することとして、
デバイスの電源をはじめて入れたときに「iPhone を設定」「iPad を設定」または「iPod を設定」の各画面が表示されれば、新しい持ち主 (あなた) がそのデバイスを使用できます。
と明記されています。
注意点としては、
- 「データが完全に消去されるまでは中古の iPhone、iPad、iPod touch の所有権を引き継がない」
- 「前の持ち主のアカウントからデバイスが削除されるまでは中古の iPhone、iPad、iPod touch の所有権を引き継がない」
という2点。
とにかく、前のユーザーのデータがデバイスに残っていないか、アカウントにそのデバイスが登録されたままでないか、を自己責任で確認する必要があるということです。
確認手順としては、
- デバイス電源オン→ホームボタンを押してロック解除してみる
- パスコードロック画面やホーム画面が表示→前のユーザーの情報が残っている→ロックされている→中古ショップに頼んでリセット「すべてのコンテンツと設定を消去」してもらう
- デバイスの初期化後、初期設定を進めていく途中で前のユーザーのApple IDとパスワードが求められる→ロックされている→店員に告げてどうにかしてもらう
といった感じ。
家族や知人などからiPhoneを譲ってもらう場合も同様で、前の情報が残っていることが確認できたら、その都度対処してもらいます。
ここまで確認できれば、デバイスの電源投入後、初期設定画面が表示されるはずです。
多くの中古ショップでは中古デバイスの買取時に、Apple ID・iCloudのサインアウト、「iPhone を探す」の無効化、、設定→一般→リセット→すべてのコンテンツと設定を消去の実施などを確認していると思います。そうであれば、今回のアクチロック確認ツールが削除されても問題ないと思います。
もし影響があるとすれば、オークションなどで個人から中古デバイスを買う場合でしょうか。その場合は上記サポートページを確認し前の持ち主の情報が残っていないか確認が必須です。
なお、これから自分のiPhoneやiPadを売却する場合は、次のサポートページが参考になります。