9.7インチiPad Proの詳細な分解をiFixitが行いました。
メモリーはやはり2GB RAMで、4GB RAMを搭載する12.9インチiPad Proの半分でした。
また、バッテリーは、iPad Air2よりもわずかに小さな容量でした。ただし、Appleに仕様ではバッテリー駆動時間は同じで、最大10時間のWi‑Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生が可能です。
以下、興味深い点を箇条書きしておきます。
- 非常に大量の接着剤が使われており修理は困難
- 9.7インチiPad Proの12メガピクセルカメラは、光学式手ぶれ補正機能を搭載したiPhone 6s Plusのカメラと同じ
- 9.7インチiPad Proのバッテリーは7306mAhで、12.9インチiPad Proの10307mAhよりも小さい。ちなみにiPad Air2は7340mAh
- 9.7インチiPad Proのメモリーは2GB LPDDR4 RAMで分解したモデルはSamsung製
- 9.7インチiPad ProのWi-Fiモジュール、NFCコントローラ、チャージングICなどはiPhone SE/6s/6s Plusと同じパーツ
- 9.7インチiPad Proのジャイロスコープと加速度センサーはiPhone SEと同じ
- 9.7インチiPad ProのTouch IDセンサーNXP Semiconductors 8416A1は12.9インチモデルと同じで第1世代
リアカメラはiPhone 6s Plusと同じパーツというのはとても面白いですが、Appleは9.7インチiPad Proの特徴として光学式手ぶれ補正機能をうたっていません。搭載されてはいても使えないようになっているのかもしれません。
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9.7インチiPad Proの修理のしやすさは10段階中2との評価。10が最も修理しやすいのでかなり低いです。
同時発売されたiPhone SEは10段階中6でした。
Source:iFixit via 9to5Mac, Mac Rumors