Appleは、日本時間11月14日にパブリックベータ登録者向けに3番目のiOS11.2のベータ版「iOS 11.2 Public Beta 3」(ビルド番号15C5107a)をリリースしました。開発者向けと同時リリースです。
macOS High Sierra 10.13.2 beta 3 (17C76a)、watchOS 4.2 beta 3 (15S5100a)、tvOS 11.2 beta 3 (15K5099a) も同時に利用可能です。
本ベータでは、コントロールセンターでWi-FiやBluetoothとの接続を解除する際、新たにメッセージが表示されるようになりました。また、Wi-FiとBluetoothを接続解除にするとアイコンが白色になるよう変更されています。これまではコントロールセンターの地色になっていました。
その他、iPhone Xのロック時に画面右上にコントロールセンターを引き出す目印となるアンダーバーが追加されています。
コントロールセンターでWi-FiやBluetoothを切断すると次のようなポップアップウィンドウが表示されます。
近くにあるWi-Fiとの接続を明日まで解除します
現在のWi-Fiおよび近くのネットワークは明日まで切断されます。
Wi-FiはAirDrop、インターネット共有、位置情報の精度向上で引き続き利用可能です。
Bluetoothアクセサリとの接続を明日まで解除します
現在接続中のアクセサリは切断され他のアクセサリは接続しません。
BluetoothはApple Watch、Apple Pencil、インターネット共有、Handoffで引き続き利用可能です。
このメッセージはWi-FiおよびBluetoothトグルをタップした初回のみで、その後は上部に「近くにあるWi-Fiとの接続を明日まで解除します」「Bluetoothアクセサリとの接続を明日まで解除します」と表示されます。
コントロールセンターでWi-FiおよびBluetoothの接続を解除した場合の挙動はサポートページに説明されています。
Wi-FiおよびBluetoothを完全に無効にするには設定から行う必要があります。
その他、iOS11.2 Betaでは、
- 米国でApple Pay Cashが利用可能に
- iPhone8やiPhone Xだけが利用可能であった壁紙がその他のデバイスでも利用可能に
- 計算機Appのバグの修正
- コントロールセンターに新機能
などの機能追加や改善があります。
スポンサーリンク
ベータ版をインストールする
初めてパブリックベータをインストール場合、無料でAppleのベータプログラムのサイトに登録することでダウンロードできます。
上記サイトでApple IDにサインインしベータプログラムに登録し、手順に沿って構成プロファイルをダウンロード・インストールすることで、ソフトウェアアップデート経由でiOS11のパブリックベータをインストールできるようになります。
なお、パブリックベータのインストール前に(iCloudではなく)iTunesを使って必ずバックアップを取るよう推奨されています。iOS10に戻したい場合はiTunesを使って復元の後、バックアップから復元します。
iOS11は、次のデバイスにインストールできます。
- iPhone X
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone SE
- iPhone 5s
- 12.9インチiPad Pro 第2世代
- 12.9インチiPad Pro 第1世代
- 10.5インチiPad Pro
- 9.7インチiPad Pro
- iPad Air 2
- iPad Air
- iPad(2017)第5世代
- iPad mini 4
- iPad mini 3
- iPad mini 2
- iPod touch 第6世代
自分でもiOS11にアップデートし、元に戻してみました。
Source:Apple Developer, Apple Beta Program