Appleは、日本時間11月2日にパブリックベータ登録者向けに最初のiOS11.2のベータ版「iOS 11.2 Public Beta 1」(ビルド番号15C5092b)をリリースしました。
開発者向けには「iOS 11.2 Developer Beta 1」が10月31日にリリースされていました。
9to5Macによれば、新機能や変更・修正点として、
- Square icon in Control Center music controls
- Hover highlighting in App Store search
- Calculator is fixed to eliminate button press latency
- Notifications setting for TV app
- Tweaked emojis
- Updated Live Photo effects loading animation
- Double clicking side button no longer locks device
- iPhone 8/X wallpaper now available on older devices
- Updated Camera app icon in Messages app
- Control AirPlay 2-enabled devices like Apple TV
を挙げています。
新しい壁紙
iPhone8やiPhone Xだけが利用可能であった壁紙がそれ以外の古いiPhoneでも利用可能になっています。それら新しい壁紙は9to5Macからダウンロードできます。また、以前紹介したサイトからもダウンロードできます。
計算機Appの修正
iOS11で発見されていた計算機アプリのバグは、iOS11.2で修正されています。
コントロールセンターに新機能
iOS11.2で目立つ変更は、コントロールセンターです。「AirPlay 2」のレベルへ上がったようなアップデートで、Now Playingでどのデバイスで再生されているのか確認できるようになります。たとえばiPhoneだけでなくApple TVで何が再生されているのかを知ることができ、タップして相互に行き来しながらコントールすることができます。また、音楽を複数のスピーカーで再生できるようになります。
こうした新機能を紹介したiOS11.2のハンズオン動画をiDownloadBlogが公開しています。
What's New in iOS 11.2: Apple TV Control Center Controls, New Wallpapers, & More
同様に、9to5Macもハンズオンビデオを公開しています。
New iOS 11.2 beta 1 features / changes!
一方、Apple Pay Cash、AirPlay2、iMessages in iCloudなどは本ベータには含まれていないようです。
ベータ版をインストールする
初めてパブリックベータをインストール場合、無料でAppleのベータプログラムのサイトに登録することでダウンロードできます。
上記サイトでApple IDにサインインしベータプログラムに登録し、手順に沿って構成プロファイルをダウンロード・インストールすることで、ソフトウェアアップデート経由でiOS11のパブリックベータをインストールできるようになります。
なお、パブリックベータのインストール前に(iCloudではなく)iTunesを使って必ずバックアップを取るよう推奨されています。iOS10に戻したい場合はiTunesを使って復元の後、バックアップから復元します。
iOS11は、次のデバイスにインストールできます。
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone SE
- iPhone 5s
- 12.9インチiPad Pro 第2世代
- 12.9インチiPad Pro 第1世代
- 10.5インチiPad Pro
- 9.7インチiPad Pro
- iPad Air 2
- iPad Air
- iPad(2017)第5世代
- iPad mini 4
- iPad mini 3
- iPad mini 2
- iPod touch 第6世代
自分でもiOS11にアップデートし、元に戻してみました。
Source:Apple Developer, Apple Beta Program