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iOS10.3 Public Beta4が利用可能に

Appleは、iOS10.3の4番目のパブリックベータ版「iOS 10.3 Public Beta 4」をリリースしました。
開発者向け「Developer Beta 4」と同時リリースです。

iOS10.3にはいくつもの大きな変更点や追加点が追加されています。
特に「AirPodsを探す(Find My AirPods)」機能の追加、そして、新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」への移行が挙げられます。APFSは2016年のWWDCで発表されました。フラッシュストレージ/SSDに最適化され、強力な暗号化、空き容量の効率的な管理、レイテンシ改善やその他の重要な機能を含みます。

その他、32btアプリの警告表示が新しくなり、32bitアプリは「将来のiOSのバージョンでは動かない可能性があります」と警告が表示されるようになりました。関連して、新たに「App互換性」という項目が追加されました。

今回のアップデートはファイルシステムの変更を伴うため、インストール前にバックアップが推奨されています。



9to5MacMac Rumorsによれば、iOS10.3 Beta4までで発見された特徴は、

  • Find My AirPodsの追加
  • Siriによるクリケットの試合のスコア
  • SafariでウェブアプリのReduced Motion設定のサポート
  • 設定アプリの最上部にiCloudアカウント(追記:Apple ID)が移動
  • iCloudストレージの使用状況の視覚化
  • ファイルシステムがHFS+からApple File System(APFS)へ
  • Podcastsアプリに同じデザインでMusicアプリのようなウィジェット
  • アプリ開発者がアプリのユーザーレビューに応答・返信可能に
  • アプリ開発者が新しいやりかたでユーザーにレビューを求めることが可能に
  • 「Theater Mode(シアターモード)」は非搭載だがwatchOSアップデートで含まれる予定
  • CarPlayにいくつかの追加機能
  • マップ上の天気アイコンに3D Touchで天気予報や降水確率・気温の表示など
  • HomeKitにプログラム可能なスイッチアクセサリーのサポート
  • 32bitアプリのサポート終了
  • 設定にApp互換性の追加
  • 英国キャリアThreeでWiFi Callingが利用可能に
  • 2ファクタ認証を促す通知

などがあります。

アプリ開発者とカスタマーレビューの変更点については、次の日本語記事が詳しいです。

本ベータでは目立った変更点はなさそうです。9to5Macによれば、Find My iPhone、iCloud Analytics、iCloud Backup、LAN Asset Cacheなどで修正があります。

iOS10.3の一般公開はまだもう少し先となるでしょう。


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パブリックベータはベータプログラムサイトで登録することで無料で試すことができます。

ちなみに私はiPhone5、iPad mini2、12インチMacBookにそれぞれベータ版をインストールしています。

登録方法などは次のサイトで紹介されています。

また、iOS9のものですがダウングレードも含めてはこちら。

Source:Apple Developer, Apple Beta Program

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