2017年の新型iPhoneは、OLED(有機ELディスプレイ)搭載の「iPhone 8」に加えて、LCD(液晶ディスプレイ)搭載の「iPhone 7s/7s Plus」も併売されるという予測。
KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏の最新レポートをAppleInsiderが伝えています。
2017年のiPhoneは3モデル
- LCD搭載のiPhone 7s
- LCD搭載のiPhone 7s Plus
- OLED搭載のiPhone 8
フラッグシップモデルのiPhone8を筆頭に、価格を抑えた従来の液晶ディスプレイ搭載モデルが「iPhone 7s」として同時に販売されるという見方。
iPhone 7sシリーズは現行同様4.7インチ&5.5インチなると予想されています。iPhone8は、ベゼルレスなど全く新しいデザインを採用し、Plusモデルよりも若干小さなOLEDを搭載すると予想されています。
LCD搭載モデルは値下げ、ミットレンジ~ローエンドに
- LCD搭載4.7インチモデルは新型iPhoneの出荷台数の30~35%
- LCD搭載5.5インチモデルは同10~15%
- OLED搭載モデルは同50~55%
高価でもプレミア感の高いiPhone8が新モデル全体の半分以上を占め、その以外のユーザーは新モデルで最も安いiPhone 7sに流れるという予想です。
したがって、現在は4.7インチモデルよりも1.3万円高く設定されている5.5インチモデルは、来年のOLED搭載プレミアムモデル投入によりAppleにとって扱いにくいポジションになるという予測。
なお、OLED搭載モデルはFoxconnが、LCD 4.7インチモデルはPegatronが、同5.5インチモデルはWistronが、それぞれ主要な製造メーカーとなるとみられています。
OLED iPhone8は入手しやすくなる可能性
OLEDディスプレイ製造は当初考えられていたよりも供給数が安定するという観測で、深刻な供給不足問題は起こらないかもしれません。ほしいけど在庫がなくてなかなか購入できないという毎年の悩みも来年は緩和されるかも。
iPhone誕生10周年の節目となる来年、新モデルは根本的にデザインを刷新してくるといわれています。Kuo氏は全面ガラス筐体とワイヤレス充電をサポートすると最近報告していました。
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