KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏の最新レポートによれば、Appleは2017年に発売する3つのモデルの新型iPhoneでUSB-C Power Delivery(USB PD)を採用し、Lightningコネクタを継続して搭載する見込みです。3つの新モデルとは、新しいデザインを採用したOLED搭載モデル、4.7インチ、5.5インチのLCD搭載モデルです。
新型iPhoneにUSB-Cポートを搭載するという情報はThe Wall Street Journalが先日報じていました。今回の情報ではAppleはまだLightningポートを引き続き採用することになります。ただし、USB PDを採用することで現行モデルよりにはない高速充電や高速かつ安定したデータ転送が可能になります。そのためTIのパワーマネジメントやCypressのPower Deliveryチップを3つの新モデルに搭載すると予想されています。特に新しいバッテリーパック設計を採用したOLED(有機EL)搭載モデル(いわゆる「iPhone 8」「iPhone X」)では大幅な充電時間短縮を実現する可能性があります。
写真はiPhone7とLightningケーブルなど同梱品。
iPadでは12.9インチのiPad ProでUSB3.0を採用しLightning - USB-Cケーブルを使うことで高速充電が可能です。一方iPhoneシリーズはすべてUSB2.0をサポートしています。
Appleは2015年以降MacBookシリーズでUSB-Cを採用しました。Appleの販売する製品でポートの統一を図る可能性はあります。
新型iPhoneについては、iPhone 8カテゴリーにまとめてあります。