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中国移動と中国聯通SIMを日本で購入し上海で使ってみました

中国旅行のために、中国移動香港(チャイナモバイル香港)と中国聯通香港(チャイナユニコム香港)のプリペイドSIMカードをアマゾンで購入しました。

中国移動(China Mobile)のは4G/3G 中国・香港で10日間1.5GBまで可能なプリペイドSIM。中国聯通(China Unicom)のは4G対応中国本土31省と香港で7日間2GBまで利用可能なプリペイドSIM。どちらもデータ通信専用です。

上海で使いましたが、どちらもほぼ問題なく利用できました。iPhone7とiPhone8で使いAPN設定もせずにSIMカード挿入後すぐに利用できました。データローミングも有効にするのも忘れずに。

  • 設定 > モバイルデータ通信 > ローミング をオン

香港を経由する国際ローミングとなることで、金盾(グレートファイアウォール)を回避することができます。
これで、4日間の滞在中、LINE、Facebook、Twitter、Instagram、Googleマップなども使えました。海外でも自分のスマホがそのまま使えるのはとても便利だと改めて実感。日本にいるのと変わらずに使えるのはやはり頼もしいです。

唯一夜の時間帯に、上海ロレックスマスターズの会場で中国移動の通信がほとんどできないことがありました。たぶん会場が大変混雑していて通信も混みあっていたのだと思います。それ以外にも断続的にホテル内でも通信が遅くなることもありましたが概ね一時的なものでした。一方、中国聯通の方はそうした問題もなく旅行期間中快適に通信できました。



【中国移動香港】4G/3G 中国TDD・香港FDD10日間1.5GBデータプリペイドSIM [並行輸入品]



中国聯通香港 4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIM


利用方法はパッケージと付属の説明書に記載されています。


【中国移動香港】4G/3G 中国TDD・香港FDD10日間1.5GBデータプリペイドSIM [並行輸入品]

中国聯通香港のパッケージは日本語表記です。
説明書も日本語で書かれており、非常にわかりやすいです。


中国聯通香港 4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIM

どちらのSIMカードも、標準・マイクロ・ナノの各サイズで利用できます。
アマゾンに注文したのは2017年9月で、カード有効期限は、中国移動SIMが2017年12月31日、中国聯通SIMが2018年9月30日でした。

中国聯通のSIMのリチャージは、7日間の有効期間満了後30日以内に行う必要があります。この期間を終了後はSIMカードは無効になります。100香港ドルをリチャージする毎に2GB分のデータ通信が可能で有効期間は7日間です。

中国移動の場合は、利用期間内に50香港ドル以上で180日間に延長(49香港ドルまでなら30日間延長)されます。

Amazonから購入する場合気を付けたこと

なお、Amazon.co.jpで購入する場合、日本から発送する販売者を選びました。この手の商品はAmazon直販ではなくAmazonマーケットプレイスの販売業者になると思います。業者の中には香港など海外から商品を発送する場合もあります。海外から発送と日本国内から発送とでは到着までの期間に差が出ます。当然国内発送の方が早いので、多少の価格差があっても国内発送業者を選びました。
なお、業者がAmazonの倉庫を使っていてAmazon.co.jpが発送する商品が見つかればそれが一番早いと思います。今回は中国聯通のSIMカードはこの商品を選びましたが、販売はマーケットプレイス業者、発送はAmazon.co.jpでした。中国移動の方はAmazon発送というのが見つからず国内発送業者を選びました。


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実際に使ってみて

iPhone8とiPhone7で使いましたが、APN設定などは特に不要でSIMカードを挿入し、ローミングを有効にすることで、すぐに使えました。ただし、日本でMVNO SIMを使い設定プロファイルをインストールしている場合は、そのプロファイルを削除する必要がありました。

SIMカードは小さいので無くさないように注意が必要です。
今回は、上海に着いて飛行機の預け荷物を待っているときに、近くのソファに座りながらSIMカードの入れ替えをしました。iPhoneの場合、SIMカードトレイを引き抜くSIMカードピンも忘れずに(SIMパッケージには付属していません)。日本で使っていたSIMカードは帰国時まで紛失しないように大切に保管しましょう。今回は口の閉じれる小さなビニール袋に入れてバッグの奥にしまっておきました。

中国移動の方は、上述のように通信できない場所と時間帯がありました。仕方ないのでその時は中国聯通のSIMを挿入したiPhoneにテザリングで接続し使っていました。中国移動・中国聯通のどちらもインターネット共有は可能で、たとえばパソコンやタブレットなどをiPhoneのテザリングで使うことも可能です。実際にホテルでそうやってMacBookを接続してみました。

それ以外は特に問題なく使えました。速度もほとんど日本と変わらない感じ。LINE、Facebook、Instagram、Twitter、iMessage、Googleマップ、Gmailなどが普段通り使えました。

ただし、iPhone8でもiPhone7でも、Googleマップの位置情報がかなりずれてしまい実際には使い物になりませんでした。香港ローミングSIMなので通信はできるのですが、自分の位置が実際とはかなりずれてしまうのです。一方、事前に日本でインストールしておいた百度地図アプリや、iOS標準マップでは正確な位置情報を利用できました。

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ホテルではVPN接続でも

滞在したホテルには無料Wi-Fiが設置されており、ホテルにいるときはそのWi-Fiを使いました。
その場合は、旅行前に自宅に設置しておいたVPNサーバーを経由してインターネットを使ったり、自宅のパソコンへリモートアクセスしたりしていました。ただ、ホテルのWi-Fiが時々不安になり接続していても速度が出ないことがありました。その際は、中国移動SIMを挿入したiPhoneのインターネット共有を使ってテザリングしたりもしていました。

自宅VPNについては次の記事に書いています。

www.kobonemi.com

今回4日間の滞在で、どちらも1GBかそれ以下しか使わなかったと思いますが、日本で使っているスマートフォンをそのまま海外でも使えるのは大変便利だと思いました。

次回も使いたい

来年もまた上海に行くかもしれないので、その時も同じSIMカードを使おうと思います。
中国移動の方は遅くなったりするときがありましたので、今度は2台とも中国聯通でもよいかも。ただ、同じキャリアのものにして旅先でどちらも使えなくなったりしたら大変なので、やはりキャリアを分けていこうと思っています。

今回購入したSIMにチャージして次回旅行まで維持しておくことも検討しましたが、たぶん行くとしても1年後なので、次の旅行前にまた新たにSIMパッケージを買いなおした方が安く済むと思います。

Amazon.co.jp
中国向けSIMカード