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最新Chromeでメモリー使用量削減、バッテリー駆動時間延長

Googleは最新の「Chrome 45」安定版でFlashベースの広告をデフォルトで停止する設定を有効にしましたが、その他にもバッググラウンド・タブのメモリー消費を削減するなど、ノートやタブレットなどバッテリーで駆動するモバイルデバイスに効果的な改善を施したことを発表しています。


https://lh3.googleusercontent.com/-j4mOlrtLcMo/Vej-rGyzl6I/AAAAAAAAl4w/IZ7isnrly8w/s800-Ic42/Chrome-45-and-43-Sep-2015.jpg
Chrome 45と43のメモリー消費量の比較


改善の1つは、前回開いていたページを開く機能であり、より効率的にタブを復元することが可能になりました。Chromeはコンピュータのメモリーが不足しているかを検出し、ユーザーに貴重なメモリーを残しておくためにタブの復元をストップします。ユーザーはいつでもそれらタブにアクセスことが可能です。

また、新たに別のメモリー消費を抑える技術も導入されました。Chromeはウェブページの動作状況を検出し積極的に古く使用していないメモリを解放することが可能となります。実際、ウェブサイトのメモリー使用量を平均10%削減するとGoogleは説明しています。この効果は特に複雑なウェブアプリで劇的に現れるといいます。

Web版Gmailにおいて、「Chrome 45」と「Chrome 43」とでは約4分の1のメモリーを解放します。

Flashコンテンツの自動停止もまたコンピュータの処理能力を改善するための変更の1つです。この設定をデフォルトで有効にすることで最大15%のバッテリーを生むことがテストで示されたとGoogleは主張しています。


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Googleは今年6月にMac版Chromeのバッテリー消費やCPU負荷の改善に取り組んでいることを明らかにしていました。Mac版Chromeはバッテリーに浪費が激しいことが指摘されており、そうした不満を解消する狙いがありました。

https://lh3.googleusercontent.com/-81u0dQTPmLQ/Vej-reBtwYI/AAAAAAAAl40/HgASo-r5uNQ/s800-Ic42/Chrome-Mac-Sep-2015.jpg

記事執筆時点で最新Chromeのバージョンは「v45.0.2454.85」。手元の環境ではWindowsもMacも同じバージョンです。これでMacBookでもGoogleの言う通りにバッテリー駆動時間も延びればいいのですが、しばらく使ってみてみようと思います。

Source:Google Chrome Blog via The Verge