Appleは今年の「iPhone 6s」と来年の「iPhone 7」で別のタッチテクノロジーを使うことになるかもしれません。
Digitimes Researchは、Appleが2015年にインセル(In-Cell)技術を引き続き採用するも2016年にはG/G(Glass-on-Glass)技術を検討していると伝えています。
概要としては、G/G技術ではインセル技術では困難な高解像度化(たとえば4Kのような)やベゼルレスディスプレイさえ可能となり得ます。一方、厚みの点でインセル技術にまだ劣っており、タッチパネルメーカーはその改善を進めています。
写真は次世代iPhoneのイメージ
業界の噂によればAppleはインセルタッチパネルの生産上の問題のためにG/Gタッチ技術に戻ろうとしているようです。
そうであれば、2016年にリリースされる次世代iPhoneがG/Gを採用し、今年後半のiPhone 6sではインセル技術を使い続けるとDigitimes Researchはレポートしています。
Appleは現在解像度を高めるなど新たな特徴を加えるのを妨げている複数のボトルネックに苦労しており、次期iPhoneでインセルからG/Gに戻るかどうかを検討していると市場観測筋は指摘しています。
タッチパネルメーカーは現在のインセルタッチパネルと同様の厚みを持つG/Gタッチパネルを開発しようとしています。
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Appleはまたインセルタッチパネルで画面の端のタッチ感度にも苦労していると伝えられており、G/Gタッチパネルがベゼルレスのデバイスを開発することを助けることになるかもしれません。
加えてインセルパネルはウルトラHD(4K)のような高解像度を実現することが困難であるようです。
Appleが最終的にどの技術を採用するかはまだ不透明です。AppleはApple WatchでAMOLEDディスプレイとG/Gタッチパネルの感度と機能に良い印象を持ったようです。
デザインと性能の点で、iPhone 6sとiPhone7とでは大きく異なる可能性があるといえそうです。
同様の話題は以前にもありました。
Source:Digitimes Research