太陽誘電は、6月11日、DVD-RやCD-Rなど光記録メディア事業の撤退を発表しました。
同日、That'sブランドを販売しているスタート・ラボも本日付で営業終了を発表しました。
また、Victorブランドを販売する太陽誘電傘下のビクターアドバンストメディアは、記録製品事業を含む全ての事業から撤退することを本日発表しました。
太陽誘電は、2015年12月末をもって記録製品の販売を終了する予定。
スタート・ラボは、2015年12月末の予定で調達業務の終了、2016年3月末の予定で販売業務の終了します。
ビクターアドバンストメディアは、2015年12月に販売を終了する予定とのこと。
That'sやVictorのCD-R、DVD-R、BD-Rなど光メディアが市場から消えてしまうのは本当にさみしい限りです。
太陽誘電は、カセットテープやビデオテープの時代からThat'sブランドを展開してきました。
That'sブランドはその後、1993年にソニーとの合弁会社スタート・ラボに移管され販売が継続していました。
That'sブランドの記録メディアは福島県の子会社「ザッツ福島」で生産され、国産をうたう「The 日本製」パッケージでもおなじみです。
ビクターアドバンストメディアは、2008年、当時の日本ビクター(現JVCケンウッド)の記録メディア部門を分社し、太陽誘電傘下となりました。
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撤退の理由は、市場の縮小、需要の減少、急激な円安、原材料価格の影響とのこと。
日本製として、信頼のおけるメーカーの製品として、たいへん長らく親しまれてきた記録メディアのブランドに光が消えてしまうことになります。
残念ですが、これも時代の流れなのでしょうか。
Source:太陽誘電株式会社(PDF), スタート・ラボ, ビクターアドバンストメディア株式会社
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