新型13インチMacBook Pro Retina(Early 2015)と11インチおよび13インチMacBook Air(Early 2015)のGeekbenchベンチマークが早速計測されています。
旧モデルと比べて、どの程度パフォーマンスが向上したのか確認してみます。
今回の対象は、次の3つの新製品です。
- 13インチ Retina MacBook Pro(Early 2015):Intel Core i5-5257U 2.70 GHz 8GB RAM
- 11インチ MacBook Air(Early 2015):Intel Core i5-5250U 1.60 GHz 4GB RAM
- 13インチ MacBook Air(Early 2015):Intel Core i5-5250U 1.60 GHz 4GB RAM
新型13インチ Retina MacBook Pro(Early 2015)
新しい13インチMacBook Proは、その前モデル(Mid 2014)とほぼ変わらないようです。
Core i5-5257U 2.7GHzを搭載する新モデルのシングルコアスコアは3043、マルチコアスコアは6448でした。
対する旧型ローエンドモデル(Mid 2014/Core i5-4278U 2.6GHz)の平均スコア(直近25サンプルのスコア平均値)はそれぞれ3069、6647でした。
数値上は旧モデルが新モデルを上回っていますが、サンプル数のまだ少ない新モデルのスコアなので同程度とみてよさそうです。
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新型11インチ/13インチMacBook Air(Early 2015)
Core i5-5250U 1.6GHzを搭載する新型11インチは、シングルコアで2753、マルチコアで5486というスコアでした。
対する11インチ旧モデル(Early 2014/Core i5-4260U 1.4GHz)は平均スコア(直近21のスコア平均値)は2700、5288でした。
一方、13インチモデルは同じCPUを搭載する11インチモデルよりも低いスコアとなりました。
もちろんまだサンプルが非常に限られているため、今後は変わっていくでしょう。
Geekbenchを開発したPrimate LabsのJohn Poole氏は最新モデルが僅かなパフォーマンスの改善がみられるものの、その決定を確かにするためにもっと多くのスコアが計測される必要があると主張しています。
いずれにせよ、CPUパフォーマンスについては、今年の新モデルは昨年よりもわずかな改善になるだけであろうとMac Rumorsは指摘しています。
新モデルに搭載されたBroadwellこと第5世代Coreプロセッサは、CPUパフォーマンスよりも省電力性能やグラフィック性能に重きを置いています。
特に新型13インチRetina MacBook Proは、Core i5-5257U/Intel Iris Graphics 6100を内蔵し、旧モデルよりも40%も高速です。また、バッテリー駆動時間も延長しました。
今回ベンチマークの計測された新モデルについては下記記事をご覧ください。
新型MacBook Pro 13インチ(Early 2015)新発売~Broadwell/感圧トラックパッド/バッテリー駆動時間延長 15インチは3万以上値上げ - こぼねみ
新型MacBook Air (Early 2015) 発売~BroadwellやThunderbolt 2搭載 - こぼねみ
なお、12インチRetina MacBookはまだ未発売なのでベンチマーク結果はアップされていないようです。
新型12インチMacBook正式発表、4月10日発売 Core M/8GB RAM/256GB PCIe搭載で148,800円から - こぼねみ
Source:Geekbench Browser (MacBookPro12,1, MacBookAir7,1, MacBookAir7,2) via Mac Rumors