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Xpera Z3、Nexus 6、Nexus 5など内蔵ストレージ速度比較~Z3とNexus6の差があり過ぎる結果に

スマートフォンの性能といえばプロセッサのパフォーマンスに目を奪われがちですが、実は内蔵ストレージの速度もスマートフォンの性能をを知る上で重要な要素の1つです。

Phone Arenaは、Sony Xpera Z3、Smasung GALAXY Note 4、GALAXY S5、Google Nexus 5、Nexus 6など各社の主要なAndroidスマートフォンの内蔵ストレージの速度を計測し比較を行っています。

Phone Arenaによれば、内蔵NANDストレージのパフォーマンスはスマートフォンのスペックで最も評価されていない項目の1つです。しかしながら、PCと同様に、スマートフォンにおいてスムースな体験を得るにはIOパフォーマンスはその鍵となります。
過去、内蔵ストレージの速度が低く、ユーザーの評価の芳しくなかったデバイスも存在します。

内蔵ストレージのベンチマークはAndroBenchが用いられています。
以下、ランダムアクセスとシーケンシャルアクセス速度の計測結果のグラフです。
テストされているのは、Smasung GALAXY Note 4、GALAXY S5、LG G3、Sony Xpera Z3、Motorola Moto X (2014)、Huawei Ascend Mate7、HTC One (M8)、Google Nexus 5、Nexus 6などです。

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シーケンシャルアクセス

1つ目のグラフは、各スマートフォンのシーケンシャルアクセスのベンチマーク結果です。数値が高いほど良い結果を示しています。
シーケンシャルスピードは、ストレージに大きなファイルを読み書きする際の速度を示します。この結果が高速であるほどそのスマートフォンで容量の大きなファイルをストレスなく扱えるようになります。


AndroBench Sequantial Read/Write speeds (256KB files, in MB/s)

シーケンシャルアクセスにおいて、読み書き共に最も優秀なスコアを計測したはSony Xpera Z3です。リード・ライトの両方で他のデバイスよりも頭一つ飛び向けた結果を出しています。
一方、低い結果だったのはNexus6でした。特にシーケンシャルリードの結果は比較製品中最低の速度であり、Xpera Z3の数分の一という散々な結果でした。

ランダムアクセス

2つ目のグラフは、ランダムアクセスのベンチマーク結果です。こちらもバーの長いほど良い結果を示しています。
ランダムアクセスは、スマートフォンのユーザー体験において、シーケンシャルよりも重要なファクターとなるでしょう。ランダムアクセスは、たとえばバックグラウンドでアプリをアップデートする際、あるいはマルチタスクで操作をする際、それが素早く快適であるかを感じる要因の1つになり得ます。


AndroBench Rrandom Read/Write speeds (4KB files, in MB/s)

ランダムアクセスにおいて、読み込み速度ではGALAXY Note4が最も高速でした。一方、書き込み速度ではXperia Z3が他を圧倒するスコアを計測しました。

ここでもNexus6は非常に見劣りする結果となりました。
リードではXpera Z3の半分近くまでしかありません。更にライトではXpera Z3の6分の1以下です。とはいえ、ランダムライトの場合Xpera Z3の結果が良すぎるわけで、他の製品と比べれば、それほど悲観的な結果ではありません。

今回のテストでは各製品のAndroidバージョンが不明のため何ともいえませんが、Nexus 6のスコアが芳しくなかった理由の1つはOSにあるかもしれません。

内蔵ストレージの速度だけでスマートフォンの性能が決まるわけでありませんが、このスマートフォンは速いと思わせる体感速度を決定する重要な要素の1つだと思います。

今回のテストではiPhoneは対象ではありませんが、是非比較してみたいものです。

Source:Phone Arena

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