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iOSデバイス(iPhone/iPad/iPod touch)のリセット/再起動/初期化の方法と知っておくべきこと【iOS8対応】

iPhone/iPad/iPod touchの動作が遅くなったとき、本体がフリーズしたとき、あるいは、ネットワークに接続できなくなったとき、本体を初期化し工場出荷状態に戻したいとき、等々、iOSデバイスに問題が生じたりした場合の操作と設定についてまとめました。
問題が生じる前に、どのような方法があるのか確認しておくと、いざというときに慌てずに済むかと思います。

iOSデバイスのリセットとは
iPhoneやiPadをリセットするとは、大きく分けて2つのことを意味します。
1つ目はハードウェアのリセットであり、本体のボタンを操作してデバイス本体を再起動することです。2つ目はソフトウェアのリセットであり、iOSの設定を初期化する(工場出荷状態に戻す)ことです。


iOSデバイス本体のリセット/再起動

本体を再起動/リセットするには2つの方法があります。本体のボタンを操作して行います。
iOSデバイスを再起動する
電源ボタン(スリープ/スリープ解除ボタン)を、画面のスライダが表示されるまで押したまま(長押し)にします。次にスライダを横にスライドさせ本体の電源を切ります。電源を入れるにはAppleロゴが表示されるまで電源ボタンを押したままにし、その後、指を離します。
iOSデバイスをリセットする(強制再起動)
電源ボタンとホームボタンを同時に長押ししたまま、10秒以上Appleロゴが表示されるまで押し続けます。電源を入れるには電源ボタンをだけをAppleロゴが表示されるまで押し続けます。強制リセットや強制再起動と呼ばれる場合もあり、1つ目の再起動よりも効果の高い方法です。なお、Appleのマニュアルには事前のバックアップについては触れていませんが、iOSデバイスを再起動できない場合のみ実施することと説明されています。
その他:アプリを強制的に終了させる
ホームボタンを素早く2度押しし、現在起動しているアプリの一覧を表示させます。画面上を指で上にスワイプさせ、個々のアプリを終了させることができます。画面をタップすることで一覧画面から戻れます。


iOSデバイスの設定のリセット/初期化

iOSデバイスの設定をリセット(初期化)するには、いくつかの方法(段階/レベル)があります。また、レベルの高い初期化の場合、事前のバックアップが必須です。
いずれも「設定」>「一般」>「リセット」から行えます。パスコードを設定している場合は入力が必要です。
すべての設定をリセット
すべての環境設定と設定がリセットされます。データやメディアは削除されません。
すべてのコンテンツと設定を消去
すべての情報(データやメディアを含む)が削除(初期化)され、すべての設定がリセットされます。再度、それらを設定するまでiOSデバイスを使用できなくなります。最も根本的な初期化であり「iPhoneを消去」するという説明の仕方もあります。iOSデバイスをオークションで売却したり、下取りに出す場合にも使われます。
ネットワーク設定をリセット
すべてのネットワーク設定を消去し工場出荷状態に初期化します。今までに使用したネットワークと、構成プロファイルによってインストールされたネットワーク設定(VPN設定)は削除されません。構成プロファイルによる設定は「設定」>「一般」>「プロファイル」から削除できます。
キーボードの変換学習をリセット
これまで入力したすべてのカスタムワードを削除し、キーボード辞書を工場出荷状態に戻します。追加した全ての単語は消去されます。
ホーム画面のレイアウトをリセット
ホーム画面の標準アプリの位置を初期状態に戻します。
位置情報とプライバシーをリセット
位置情報サービスとプライバシーの設定を工場出荷状態に戻します。


応用:iOSデバイスの不具合に対応する
iOSの動作が重くなったと感じた場合、「本体のリセット(電源ボタン+ホームボタン長押し)」がまずは効果的です。それでも解決しない場合、必ずバックアップを取った後でiOSの設定のリセット「すべてのコンテンツと設定を消去」を試してみます。
Wi-Fiに接続できなくなってしまった場合も、やはり最初は本体の再起動やリセットを試してみて、状態を確認した方が良いかと思います。その上で、問題が解決されない時は、iOSの設定から「ネットワーク設定をリセット」を試してみます。
詳しくは下記記事にまとめてあります。

参考:Appleサポート - マニュアル
Apple Store