現在開発者プレビュー版の公開されている「Android L」。その特徴の1つに「Project Volta」と呼ばれるバッテリーの長寿命化・効率化があります。
実際、「Project Volta」にどの程度効果があるのか、Android 4.4とAndroid Lとのバッテリー駆動時間の比較をArs Technicaが行っています。
テスト結果は上のグラフの通りです。明らかに「Android L」におけるバッテリー寿命は延長されています。具体的にはAndroid4.4では345分、「Android L」では471分となり、「Android L」のバッテリーライフは36％以上延びました。テストは個々のバッテリーの差異を生じさせないように、1つのデバイス（Nexus 5）で行われました。最初にAndroid 4.4.4でテストを行い、続いてAndroid Lをインストールして行われています。
なお、「Android L」にはバッテリー残量が15％以下になるとパフォーマンスを下げ、バックグラウンドデータと画面の明るさを下げる「battery saver」という機能がありますが、テストを公平にするために、この機能は本テストでは無効にされています。この「battery saver」を使えば、「Android L」のバッテリー駆動時間は更に延びそうです。
テストされた「Android L」は開発者向けプレビュー版です。今後、こうした結果は変わる可能性もありますが、それでも現段階ではGoogleの試みは成功しているように見えます。
Android L Developer Preview、Nexus5とNexus7（2013）向けに提供開始
「Android L」正式発表〜「L Developer Preview」公開、Android Wear、Google Auto、Android TVなど多数
イー・モバイルオンラインストア
Amazon Nexusストア
Nexus 5
「Android L」、Android4.4よりも2時間以上、約36％のバッテリー駆動時間延長のテスト結果
