「Surface Pro 3」の海外レビューから、バッテリー駆動時間や充電時間のテスト、Officeなどビジネスソフト利用時の体感速度、システムとリカバリパーティションの使用量などについて、以下に抜粋してみました。
ZDNetのEd Bott氏は、Surface Pro3を10日間ほど使用し、そのレビューを公開しています。
その中から、特に数字として示された個所（バッテリー駆動時間、ディスク使用量など）を中心にピックアップしました。
バッテリー駆動時間と充電時間
Surface Pro3には4セル、42Whのバッテリーが内蔵されます。たとえば、13インチMacBook AirやLenovo Yoga Pro 2のバッテリーは54Whであり、Surface Pro3はそれら対抗製品よりも小さなバッテリーを搭載しています。
MicrosoftはSurface Pro3のバッテリー駆動時間がWebブラウジングで9時間駆動するとしています。
今回、Wi-Fi接続でビデオをストリーミング視聴し、そして、バックグラウンドタスクを実行した状態でテストしたところ、7時間21分動作しました。これは同様の環境下のSurface Pro2よりも少なくとも45分長い結果です。
より通常の使い方ではどうかといえば、Office、Webブラウザー、その他のアプリを1日中使ってもまだ余裕がありました。
Surface Pro3を充電できる環境が身近にあれば、Surface Pro3のバッテリー寿命を更に延ばすことができるようになります。テストでは1時間の充電でバッテリーを半分まで回復することができました。そして、3時間未満で満充電できました。
Surface Pro3には、これまでのSurface Proシリーズ同様に、ACアダプターに出力5WのUSBポートを搭載しています。ACアダプターはSurface Pro3を充電すると同時に、そのUSBポートに接続したスマートフォンなどのデバイスを充電することができます。さらに、Surface Pro3本体のUSBポートを使い、より多くのデバイスを充電することも可能です。
パフォーマンス
今回のSurface Pro3の構成は、Core i5-4300U、8GB RAM、256GB SSDです。SSDはSamsung PM851シリーズでした。
Officeをはじめとしたビジネス向けアプリを使った場合、Surface Pro3のレスポンスは非常に優秀でした。Officeドキュメントは即座に開くことができ、ファイルの移動も高速です。そして、スリープやスリープ復帰も即座に行えます。画面のマルチタッチ操作も、遅延もなく例外なくスムースでありレスポンスも良いです。
Surface Pro3に内蔵された冷却ファンは、10日間の使用で1度だけしか回転しませんでした。プリインストールされたゲームであるソリティアをプレイしている際に1度動作しただけでした。
ストレージの使用量
今回テストしたモデル（Core i5/8GB RAM/256GB SSD）において、Windows 8.1システムとリカバリパーティションとを合わせて約24〜28GBとなり、その残りをユーザーは自由に使うことができます。
さらにユーザーはクラウドストレージのOneDriveにデータを保存したり、最大128GBまで対応のるmicroSDカードスロットを利用できます。
Surface Pro3の最小構成はCore i3モデルであり、64GBストレージを登載します。上記のシステム利用領域を踏まえれば、約30GBの空き容量があると試算することができると思います。
その他、Bott氏のレビューには、タブレットとしての使い勝手、ノートPCとしての使い勝手、デスクトップの代替となるか、製品に見合う価格か、などにについても考察されています。
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