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Sandy BridgeからHaswell Refreshに買換えられない理由を再検証~動画変換、GPU、消費電力などから

PCパーツ デスクトップPC

現在メインのデスクトップPCはCore i5-2500K(Sandy Bridge/第2世代Core)という現行Haswell Refresh(第4世代Core)の2世代前のCPUを搭載しています。

そろそろ新しいものに買い替えようかと思い調べ始めると、毎度のことながら、買い替えを断念するに十分な確証を得てしまい安心するやら困るやらの複雑な気持ちを持つのですが、今回も、そんな情報を見つけてしまいました。

AnandTechは、Core i3-4130T、i5-4570S、i7-4790Sという最新の省電力プロセッサを含む、新旧CPUのテスト結果を公開しています。
記事は2014年12月11日付であり、現在の最新情報の1つです。

何を基準に買換えを考えるか

PCの買換えを考える場合、どこを基準にして選ぶのかは、その目的によって異なるかと思います。
PCが不調であったり壊れてしまったのであれば、有無を言わさず新しいものを購入するわけですが、現在のマシンが健在で、さらにもっと性能の良いものを望む場合はそこまで急ぐ必要もありません。

動画変換を基準に考えてみる

私が今回、新しいマシンに望むのは、CPU自体の性能です。
特に、動画ファイルを変換する場合を考えています。
具体的には、録画したテレビ番組をiPadやiPhoneでも試聴できるよう変換する処理能力を念頭に選ぼうとしています。

AnandTechでは、HandBrakeというマルチスレッドに対応したエンコードソフトの変換速度を計測しています。
2つのビデオ(2時間20分のDVD/10分間の3840×4320のアニメーション)をH.264 MP4形式にエンコードした際、1秒間に何フレーム変換できたかをグラフに示しています。
次のグラフはDVDを変換した際のものです。1秒間に多くのフレームを処理できるCPUほどグラフが長くなり高性能であることが示されています。

ここで、現在のCPU Core i5-2500Kは416.60フレーム/秒という結果です。
たとえば、現行Haswell Refreshで同ポジションのCPU Core i5-4690Kは、510.61です。
その差は約1.23倍。 Core i5-4690Kは、i5-2500Kの約1.23倍速く処理を行えます。

CPUを刷新した場合の出費は?

ここで、両CPUの価格も比較しておきます。
Core i5-2500Kは、2011年に購入した際、1.8万円程度でした。
現在、Core i5-4690Kは、約2.7万円。その差は9千円。1.5倍の価格差です。

もし、現行マシンから最低限の出費でHaswellに乗り換えるには、CPUとマザーボードを最低限交換しなければなりません。メモリー、ストレージ、電源などは流用できると想定しています。

その場合、たとえば、Core i5-4690K(2.7万円)+H97マザー(ローエンドで1万円程度)=約3.7万円です。
ちなみに現在Z68を使っているので本来ならZ97を選択すべきですが、Z97はH97の2倍の出費となることから今回はH97として試算しています。

3.7万円で1.23倍の性能向上だとしたら?

約3.7万円を出して、これまでよりも1.23倍の性能向上だとしたら、果たしてその出費に見合うでしょうか。
もちろん、人によってその答えは異なるでしょう。

ちなみに、私の場合は、交換しないことに決めました。少なくとも今回の情報を見る限り。

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反論1~グラフィックス

反論ももちろんあるでしょうから、それについても考えてみます。

Haswell Refreshは、Sandy Bridgeよりも大幅にGPU性能が向上しています。

次のグラフは、各CPUグラフィックスのTomb Raiderのスコア(平均FPS)です。

グラフの一番下にある(=最もスコアの低い)のがCore i5-2500Kであり、わずか18.1というスコアです。
対するore i5-4690Kは、52.5。その差は約3倍です。

グラフィックスについては、今回のAnandTechのベンチマーク以外でもさまざまなメディアによる検証結果により、同じような傾向があります。

しかし、ゲームをしないユーザーであれば、この恩恵を受ける機会は少ないでしょう。
そもそも熱心なゲーマーであれば、CPU内蔵GPUだけを使ってプレイ可能なゲームばかりをしないでしょうから、この差はそれほど大きくないかもしれません。

反論2~消費電力

もう1つ。HaswellやHaswell Refreshで優秀なのが消費電力の低いことです。
今回参照したAnandTechの記事では残念ながらCore i5-2500KとCore i5-4690Kの同一条件下での消費電力を知ることはできません。

適切なソースが見つけられなかったので後から本記事を更新したいと思いますが、これまで見たものでは、スリープ時など低負荷時の場合はHaswell Refreshの優秀さを確認できましたが、通常使用時や過負荷時では、Sandy Bridgeと比べてもそれほど違いがなかったかと思います。

ちなみに、ストレージをHDD×2、SSD×1で80W程度というのが現在のマシンの通常時の消費電力です。電源やその他のパーツで変わるのは無論ですが、これが仮に半分になったとしても、上で計算した3.7万円分の電気料金を補うとしていったい何年かかるでしょうか。

以前、ディスプレイを買い替えた際、新旧で約100Wの違いがあり、その電気料金は月額1千円前後でした。

今回、CPUを交換し、80Wから40Wに消費電力が下がったとしてもその差は40W。単純計算で毎月400円です。
1年間で4800円なので、CPU交換に掛かる費用3.7万円の元を取るには約7.7年かかります。もちろん性能向上の分を差し引いた仮の計算なのはいうまでもありません。

これで2倍の性能向上なら、少なくとも1.5倍以上なら今すぐにでも買い替えるのですが、Haswell Refreshの最上位であるCore i7-4790Kでさえ、上述の動画変換でCore i5-2500Kの約1.4倍の速度差でしかありません。
Core i7-4790Kの価格は約3.7万円。マザーボードも合わせれば5万円近い出費になってしまいます。


以上、すでにそれほど目新しくもなくなったHaswell Refreshと、それよりも数世代も古いSandy Bridgeの比較でしたが、どうも、今回も買い替えを決断するには至りませんでした。

そろそろ新しくしたいとは思うのですが。


Source:AnandTech

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