新型「iMac 5K Retinaディスプレイモデル」(Late 2014)の画面の美しさや広大さは十分伝わってきますが、
パフォーマンスはどうなのでしょうか。
旧型iMac(Mid 2014/Late 2013)や現行Mac Pro(Late 2013)とのベンチマークを比較してみたいと思います。
結果を先に書けば、iMac 5K Retinaは、ローエンドのMac Pro(Late 2013)を上回るベンチマークスコアを計測しました。シングルコアでは最上位モデルさえ凌駕します。
【1】新旧iMacのベンチマーク比較
Primate labsによるGeekbench 3のベンチ計測結果を見てみます。
薄い水色が新型iMac 5K Retina、濃い水色がiMac(Late 2013)ないしiMac(Mid 2014)です。
シングルコアのベンチ
トップは、新型iMac 5K RetinaにCore i7-4790KのオプションCPUを搭載したハイエンドモデル。Haswell Refresh最上位のCPUであり、当然の結果でしょう。
iMac 5K Retinaの標準構成モデル(Core i5-4690)は、Core i7-4771を搭載したiMac(Late 2013)27インチ、Core i7-4770S搭載のiMac(Late 2013)21.5インチに続きます。これもCPUスペックから見れば順当な順位です。
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【2】iMac 5K RetinaとMac Pro(Late 2013)のベンチマーク比較
シングルコア
iMac 5K Retinaはハイエンドモデル/標準モデル共に、シングルコアにおいて、Mac Pro(Late 2013)を上回る結果を出しています。新型iMac 5K Retinaは、現行Mac Proの最上位よりも約25%も高い結果です。
iMac 5K Retinaの搭載するCore i7/Core i5は、Mac ProのXeonよりも周波数が高く、それがそのままスコアにも現れているようです。
マルチコア
マルチコア環境では、上位陣が入れ替わりました。
当然、コア数の多いMac ProはiMac 5K Retinaを上回るスコアです。
ただし、ローエンドのMac ProとiMac 5K Retinaを比較すると、iMacも十分健闘していることが確認できます。
iMac 5K Retinaハイエンドは、Mac Pro(Late 2013)ローエンドを超えるスコアとなり、iMac 5K Retina標準モデルもMac Proに近い結果となっています。
Mac Pro(Late 2013)ローエンドはXeon E5-1620 v2は4コアです。一方、iMac 5K RetinaのCore i7/Core i5も4コアなので、このような結果になると考えられます。
結局、iMac 5K Retinaの性能は?
したがって、マルチ環境を十二分に生かせるようなハードな作業をしなければ、iMac 5K RetinaでもMac Pro同等以上のパフォーマンスを期待できるでしょう。
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