新型「Mac mini」(Late 2014)の詳細な分解レポートをiFixitが公開しています。
事前情報の通り、メモリーはロジックボードにはんだ付けされていました。
更に、CPUが直付けであることも判明し、自作PCユーザーなど購入後のパーツ交換を楽しみたいユーザーにとっては残念な仕様となりました。
Mac mini(Late 2014)~メモリーとCPUが直付け、ストレージは交換可能
今回分解されたのは、Mac mini(Late 2014)のローエンドモデルです。
ローエンドモデルは、Core i5(1.4GHz)、4GB RAM、500GB HDDを内蔵しています。
分解により判明した特筆すべき事実は、次の3点。
- CPU ロジックボードに直付け
- メモリー ロジックボードに直付け
- ストレージ 2.5インチ内蔵HDDを採用、SATAポートは1つに
なお、筐体を開くにはT6 Torxネジ(トルクスねじ。しかもかなり小さいタイプ)を回すドライバーが必要です。
ロジックボード
(ロジックボード表面)
メモリー(写真・赤色の枠)は、Samsung製LPDDR3 DRAM。しっかりとロジックボードに半田付け。
ギガビットイーサネットはPCIe接続のBroadcom「BCM57766A1KMLG」。
ThunderboltはIntel「DSL5520」Thunderbolt 2コントローラ。
(ロジックボード裏面)
CPUはIntel Core i5-4260U(写真・赤色の枠)。こちらもメモリー同様にロジックボードに半田付け。
ストレージ
(ストレージ・トレイ)
内蔵HDDはHGST製500GB、7mm厚、5400回転モデル。
内蔵ストレージ用SATAは1つ。旧モデルでは2つでした。
その代わりに、トレイ上にはブレードスタイルのPCIe接続SSDを取り付けるソケットがあります。すなわち、Mac miniでもFusion Driveが利用できます。
その他、AirPortカードには、新たに搭載された802.11ac Wi-Fiとして、Broadcom「BCM4360KML1G」が搭載されていました。BluetoothはBroadcom「BCM20702」Bluetooth 4.0 HCIです。AirPortカードもPCIe接続となっています。
また、電源ユニットは2012年モデルや2011年モデルと同一だったようです。
新型Mac miniに関しては次の記事もご覧ください。
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