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新型iMac Retina 5K分解レポート~MBP同型PCIe SSD、3.5インチHDD、Core i5-4690、LG製5Kパネル、メモリー交換・増設可能

新型iMac Retina 5Kディスプレイモデル(Late 2014)27インチを早速iFixitが分解し、詳細なレポートを公開しています。
iMac 5K Retinaディスプレイの分解
今回分解したモデルは、8GBメモリー(4GB×2)の標準構成モデルと思われます。ストレージのうちHDDについて明記されていないようですが、写真を見る限りSeagate製3.5インチHDDであり、後述のSanDisk PCIe SSDを加えた標準モデル搭載の1TB Fusion Driveなのではないかと思われます。

基本設計は旧型(Late 2013)と同じ~メモリー交換・増設も簡単

まず、基本的なデザイン(メモリー交換スロットなどを含む)は旧型iMac 27インチと同じようです。
新型iMac Retina 5Kディスプレイモデルも、引き続き、ユーザーはメモリースロットに容易にアクセスでき、メモリーの増設・交換作業が行えます。
iMac 5K Retinaディスプレイのメモリースロット
メモリースロットを開けた様子。DDR3 SO-DIMMスロットが4基あります。仕様では1,600MHz DDR3が搭載されています。

話題の5KパネルはLG製

5K(5120×2880ピクセル)ディスプレイは、分解したモデルではLG Display製でした。
ディスプレイパネルを除き、内部の様子は、27インチ2013年モデルとかなり類似しているようです。

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ストレージはMacBook Pro Retina(Late 2013)と同じ

PCIeベースのストレージは、取り外し可能です。分解したモデルでは、SanDisk PCIe SSD 128GBでした。
SSD自体はMacBook Pro Retina(Late 2013)13インチモデルと同じものでした。
新型iMac 5K RetinaのPCIe SSDモジュール

HDDは標準的な3.5インチと思われますが、ユーザーの交換はできません。今回のように中身を分解しないと取り外すことができない設計です。これは旧型でも同一です。
新型iMac 5K RetinaのHDD
冷却ファンの隣にあるSeagate Desktop HDD ST1000DM003 1TB。

ロジックボード~CPU、GPU、Thunderbolt 2コントローラ等が集積

プロセッサは、Core i5-4690。デスクトップ向けのCore i5プロセッサの上位モデルです。CPUは直付けではなく交換可能です(標準的なLGA1150ソケットと思われます)。ただし、筐体の接着剤を剥がし分解する必要があります。グラフィックスはAMD Radeon R9 M290Xが直付けされています。
新型iMac 5K Retinaのロジックボード

  • Intel Core i5-4690 CPU
  • AMD Radeon R9 M290X GPU
  • SK Hynix H5GC2H24BFR 256 MB GDDR5 SGRAM ×8=合計2GB(GPU)
  • メモリースロット×4(CPUの隣)
  • Broadcom BCM5776 Gigabit Ethernetコントローラ
  • Intel DSL5520 Thunderbolt 2 コントローラ

その他、Wi-FiおよびBluetoothは別モジュールです。

  • Broadcom BCM4360KML1G 5G WiFi 3-Stream 802.11ac
  • Broadcom BCM20702 Single-Chip Bluetooth 4.0 BLE

CPU、SSD、HDD、メモリーの換装は可能~事実上アクセス可能なのはメモリーだけ

完璧に密着された筐体を高い技術で注意深く開くことで、CPU、ストレージにもアクセスでき、やろうと思えば、交換は可能です。ただし、普通のユーザーにはまず困難でしょう。
唯一、4基のメモリースロットだけは裏面のフタを開くだけでアクセスできます。
標準構成の場合、4GBが2枚装着されており、更に2枚のメモリーを増設可能です。

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