非常に人気の8型Windowsタブレット。多くの製品が32GBか64GBのストレージを搭載しています。
ユーザーが利用できる領域、つまり、空き容量はどのくらいなのか調べてみました。
たとえば、Lenovo「Miix2 8」の場合、次のようになります。
Lenovo Miix2 8
- 32GBモデル:容量21.5GB/使用領域12GB/空き領域9.42GB
- 64GBモデル:容量48.7GB/使用領域11.7GB/空き領域37GB
同じ64GBでもメーカーによって空き容量は異なります。
東芝「dynabook Tab VT484」ではユーザーが使用できるスペースは32.7GBで、「Miix2 8」よりも4.3GB少ないようです。
東芝 dynabook Tab VT484
- ディスク全体49.9GB/使用領域17.1GB/空き領域32.7GB
参考として、8型ではありませんが、Surface Pro 64GBモデルではユーザー領域は29GBです。
なぜディスク全体で32GBもあるのに容量は21.5GBしかないのかといえば、1つはディスク容量の表記と実際の容量とでは計算方法が異なるためです。
Lenovoの説明によれば「ディスク容量は1GB=1000の3乗Byte換算値であり、1GB=1024の3乗Byte換算の場合は表記上同様値でも実際の容量は小さくなります。またOS上での最大ハードディスク容量の数値は、上記表中数値のものよりも小さく表示されます」。
2つ目はユーザーの利用できない領域がOSのリカバリーデータを保存するために確保されているためです。
製品によって空き容量が異なるのはそれぞれインストールされているソフトの種類や数が異なるためです。また、上述のリカバリー領域もメーカーやモデルによっても違ってきます。バージョンが同じでもメーカーやモデルごとにOSはカスタマイズされているため、それを格納するリカバリ領域の容量も一律ではありません。
32GBモデルはやはり厳しい
やはり32GBモデルは空き容量がかなり少なめです。microSDカード、USBメモリー、外付けハードディスクなどを用意するか、SkyDriveなどクラウドストレージを積極的に活用していく必要がありそうです。
デスクトップや通常のノートPCであれば数百GBや数TBクラスのハードディスクも珍しくはありません。また、2つ以上のストレージを搭載できるマシンであれば、起動ディスクを高速なSSDにし、データ保存用として大容量HDDを使い分けるということも可能です。
しかし、現在賑わいを見せているWindowsタブレットでは、そうした従来のWindows PCのやり方は通用しない新たな運用方法が必要となってくると思います。
どちらを選ぶべきか
かつて初心者ほど高性能なPCを選ぶべきだといわれていたことがありました。処理の高速なPCであれば、PCに不慣れな人が処理中にマウスをどんどんクリックしていっても処理が滞りフリーズしてしまう可能性が低かったからです。
現行の8型Windowsタブレットでも同様のことが言えるのではないでしょうか。
容量を気にせずデータを保存して行けば、すぐにでもいっぱいになってしまいます。32GBモデルの10GB未満の空き容量では、初心者であるほどやりくりが大変だと思われます。効率良くディスクスペースを活用できるユーザーでないと32GBモデルを使いこなすのは厳しいでしょう。
ちなみに、私もそれほどのWindows使いではないので64GBを選択しました。常に空き容量を気にしながら使うのはやはり大変です。もちろん、64GBであってもいずれは足りなくなることがあるかもしれませんが、そこは外付けハードディスクなどを活用していこうと考えています。iPhoneやiPadなどと違い、WindowsタブレットであればOSレベルの制限も小さいのが救いです。この辺りの自由度は小さくともさすがWindowsです。
参考:ASCII.jp、タブクル
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